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ペアリングイベント3のはなし

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ペアリングイベントのはなし⑤(と、次回の宣伝)

ペアリングイベントのはなし⑤(と、次回の宣伝)

最後。モクテルNo.2。
これは書く必要がないくらいシンプル。
Cocktail No.2同様に紅茶をメインとしたものを、と考えてみたらこうなった。
とりあえずレシピ。

紅茶にジンジャーシロップを少し纏わせるようなイメージ。Cocktail No.2と同じく、適度に油脂感を切るのを目的としているため、シロップの主張は抑えめにして(4tspも使っていれば十分な気がしないでもないが)、リダクショント

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ペアリングイベントのはなし④

ペアリングイベントのはなし④

モクテルNo.1。

何度やってもモクテルは難しい。
基本的に、飲める人間は飲めない人間が見ている景色は見えない。
飲める人間がその環境にあって、敢えてモクテルをチョイスするなんてよほど体調が悪いとか健康診断前日とかその程度じゃなかろうか。
あとは僕らのような飲食人の「職業上の視察・勉強」くらいしか思いつかない。

書くまでもなく僕は最後の人種。
故にもちろんノンアルコールペアリングは何店かで体験

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ペアリングイベント3のはなし③

ペアリングイベント3のはなし③

今回はCocktail No.2。
お口直しのプティフールは「普通の」フィナンシェ。
こう言われると何かギミックありそうに取られがちだけど、まごう事なき「普通の」フィナンシェでした。
もちろん作り手の個性というのは確実に反映されるので、何をして「普通」とするかは難しいところあるけれど。

このフィナンシェ、最初の試作を食べた時から紅茶以外に何を使えというのか?と思った。
不思議なものでフィナンシェ

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ペアリングイベント3のはなし ②

ペアリングイベント3のはなし ②

まずはcocktail No.1。

…の前にタルトの話をしないと。
①にも載せたけど、タルトの構成。

毎度のことながら、なかなかきっちり隙間を埋めてくるスタイル。
これはやはりパティシエの性…というかこうでないといけないのよね。一つで世界を完結してこそなのだから。

今回は全体的にまとまったソリッドな作り。おかげで素材どれかが突出したものがない、というのがドリンクのアプローチポイント。
まとま

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ペアリングイベント3のはなし①

ペアリングイベント3のはなし①

今回もここからしばらく掲題の話です。
ちなみに現パティシエ氏とのペアリングはこれにて一旦終了。
次回は9月。
和菓子作家・まきのあや さんと和菓子×カクテルのペアリング。
単発となるか定例となるか今のところ未定。
こちらとしてはぜひ定例開催できればと思っております。

また、洋の東西を問わず菓子職人の方とのセッションは多く行いたいので常時お話お待ちしております。もちろん料理方面でも。

さて、宣伝

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