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多崎礼著「レーエンデ国物語〜喝采か沈黙か」

2月2度目の三連休、最終日をいかがお過ごしでしょうか?

今日も読み終えた本を紹介していきます。


読み終えた作品の紹介

2023年10月18日に講談社より352ページのペーパーバックの単行本として発売されています。

あらすじ

ルミニエル座の俳優アーロウには双子の兄がいた。天才として名高い兄・リーアンに、特権階級の演出家から戯曲執筆依頼が届く。選んだ題材は、隠されたレーエンデの英雄。彼の真実を知るため、二人は旅に出る。果てまで延びる鉄道、焼きはらわれた森林、差別に慣れた人々。母に捨てられた双子が愛を見つけるとき、世界は動く。

Amazon内容紹介

この作品を選んだ理由

現在「レーエンデ国物語」として発売されている第3巻を、これまで読んできた作品を越えるのか、期待して読みました。

感想

「レーエンデ国物語」はレーエンデの英雄を主題に、それぞれの時代の中で、真実を解き明かす形へと移行してきています。

今回は町酒場の舞台に関わる2人の双子が主人公で、彼らが前作で活躍したテッサの真の姿を求め、戯曲化に力を注ぐ姿が描かれます。

その語り伝えに行き着くまでに双子が直面する難題、そして真実の愛、結末は今回も悲しいものでしたが、レーエンデのこれからはどうなるのか、希望は?とこれまた次回を楽しみにする仕掛けのように感じました。

本作で2023年に発売された作品は終了です。2024年には第4、5巻と発売が予定されています。ここまで読んだ以上は、今後の作品も読み続けていきたいと思います。

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