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小川洋子「遠慮深いうたた寝」

読んだ本の紹介

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出版社:河出書房新社
発売日:2021年11月9日
単行本:248ページ
内容:2012年から現在まで続く「神戸新聞」好評連載エッセイ「遠慮深いうたた寝」を中心に、約10年間に発表されたエッセイの中から厳選し、「手芸と始球式」「物語の向こう側」「読書と本と」の4章で構成する珠玉のエッセイ集。

この本を読んだ理由

著者のデビュー当時からのファンです。フィクション作品を多く読んできましたが、今回初めてエッセイを読ませてもらいました。

あらすじ

「本書を編むことは、文学が自分の生活、人生をどれほど大事な部分で支えているか再認識する作業でもありました。題材はさまざま異なっていても、どのエッセイも結局は文学のない世界では生きられない、ということを告白しています。実際には味わえない体験、自分とは異なる誰か、この世にはいない死者、そういうものたちへの想像力が、現実の私の救いとなってくれているのです」

著者あとがきより

感想

著者の文学への想いが詰まったエッセイと感じました。年齢は私よりグッとお若いけれど、家庭、子育て、仕事を同じように持っていた時代を生きてきた同性として、感服させられる場面も多かったです。

まだまだ活躍が期待される作家さんなので、今後の作品が楽しみです。


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