似ているようで全く違う、新しい1日を懸命に生きる
今や本屋大賞候補定連で、ここ数年の活躍が素晴らしく、読者層も広がっている作家の今回の本屋大賞候補作を読みました。
読んだ本の紹介
出版:2022年11月7日ポプラ社
単行本:264ページ
あらすじ
感想
登場人物がポッドキャスト『ツキない話』を聴いているという、共通項を持ちつつ、それぞれも思わぬ形でつながっている、著者らしい連作短編集でした。
登場する人物は誰もが今を悩みながら、ポッドキャスト『ツキない話』に自然と救いを求めている辺りは、昔深夜ラジオのDJやリスナーからの便りを聴いて、共感していた私を思い起こしました。あの頃悪いことがあっても明日になればきっといい日が待っていると懸命に生きたものです。まさにこの作品に登場する人たちが皆同じです。
さらに、著者の作品の良さは登場人物の優しさです。現実社会はとてもギスギスしていて、家族関係も壊れがちです。ほんのひと言や行動がお互いの心をほぐしてくれるのだという、著者のメッセージに嬉しくなりました。
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