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死ぬべきなのは誰?

いよいよ本屋大賞候補作も最後1冊となりました。どんで返しがすごい、と口コミが広がっているので、期待して読みました。

読んだ本の紹介

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出版:2022年9月8日講談社
単行本(ソフトカバー):304ページ

あらすじ

大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。翌日の明け方、地震が発生し、扉が岩でふさがれた。さらに地盤に異変が起き、水が流入しはじめた。いずれ地下建築は水没する。そんな矢先に殺人が起こった。だれか一人を犠牲にすれば脱出できる。生贄には、その犯人がなるべきだ。ーー犯人以外の全員が、そう思った。タイムリミットまでおよそ1週間。それまでに、僕らは殺人犯を見つけなければならない。

Amazon内容紹介

感想

ミステリーを解決したかに見せて、最後の最後に犯人が真相と心境を明かす場面には、震えがきました。見事などんでん返しです。

2019年にメフィスト賞を受賞してデビューされたそうですが、私はこの著者の作品は今回が初読みで、こんなに力のある方と知りませんでした。ミステリーとして国内の多くの賞のベストテン入りしているのも頷けました。

欲を言えば、犯人が犯罪を犯すに至る心境の推移をもっと丁寧に描かれていたなら、大賞にグッと近づいていたように感じました。

さて、これで候補作は全て読み終えました。
自分の中でこれだなという作品もあります。大賞発表を楽しみに待つこととします。

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