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逆説的な「正しさと戦う」という意思

         (映画comから画像をお借りしました)

新海誠監督の「君の名は。」を2回も見た私。(1回目は一人で、2回目は夫も一緒でした)

「天気の子」は私は初めから見るつもりだったし、今回は夫も「自分も一緒に観る」というので2人で観に行きました。

離島から家出し、東京にやって来た高校生の帆高。生活はすぐに困窮し、孤独な日々の果てにようやく手に入れたのは、怪しげなオカルト雑誌のライターの仕事だった。そんな彼の今後を示唆するかのように、連日雨が振り続ける。ある日、帆高は都会の片隅で陽菜という少女に出会う。ある事情から小学生の弟と2人きりで暮らす彼女には、「祈る」ことで空を晴れにできる不思議な能力があり……。(映画comから抜粋)


短く言えば天候の調和が狂っていく時代に、運命に翻弄されながらも自らの生き方を選択しようとする少年少女の姿を描いた長編アニメーション。

既に公開から多くの方がこの映画をご覧になり、感想をあげておられます。

私の最初の印象は、やはりアニメーションの美しさです。動画、背景が全てが繊細で写真よりも深い味わいがあるように感じました。

映画の内容には賛否両論があるということは、内容を観てわかりました。

新海監督の映画のファンは年齢層だけでなく幅広いですが、今回の作品は特にメッセージ性が強いと感じました。

帆高の家出から陽菜を最後まで守ろうとする姿勢は、いささか古風にも見える世間の“正しさ”と戦う意思の現れで、これからの時代を生きていく10代へのエールにもなっていたように思いました。

そのせいもあったかもしれませんが、多くの10代男性が観客だったのが印象的でした。

主演の2人は森嶋帆高に醍醐虎汰朗、森七菜に天野陽菜が、その他小栗旬、本田翼、平泉成、梶裕貴、倍賞千恵子が出演していました。

すでに皆さんご存知のとおり、「君の名は。」に続いて川村元気が企画・プロデュース、田中将賀がキャラクターデザイン、ロックバンRADWIMPSが音楽を担当、RADWIMPSが手がける主題歌には女性ボーカルとして女優の三浦透子が参加しています。

製作 2019年 日本 配給 東宝 上映時間 114分


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