見出し画像

わたし定時で帰ります3〜仁義なき賃上げ闘争編

彼岸の中日、全国的に大荒れで、我が町も朝から冷たい雨と風の吹き荒れています。こんな日は出かけずに、読書で過ごそうと思います。

今日は昨日読み終えたこの作品を紹介します。


読み終えた作品

Amazonから拝借

2023年11月29日に新潮社から480ページの文庫本として発売されています。

あらすじ

定時帰りをモットーとする会社員・東山結衣の前に現れた、手当目当てに残業したがる若手社員。その理由を知った結衣は、給料アップを目指し、人事評価制度の改革を提案するが、様々な思惑の絡み合う仁義なき社内政治に巻き込まれてしまう。二度目の婚約となった長期出張中の晃太郎との将来にも不安が募る中、結衣は自身の生き方を貫けるのか。新時代の働き方を問う、大人気シリーズ第三弾。

Amazon内容紹介

この作品を選んだ理由

第1作は現在、大河ドラマで主演を務める、吉高由里子さん主演でドラマ化されました。
長時間労働による過労死、労災認定等の話題の中、定時で仕事を終え、帰宅するということが、今の日本でも難しいことを、フィクションながらうまく描かれていて、第2作も面白かったので、今回も図書館に入ったのを機会に読ませてもらいました。

感想

マイナス金利が解除されるというニュースが発表、これからの春闘の時期に、この作品を読むとは思いませんでした。

大企業はともかく、中小企業、特にITを主体とする企業は、我が愚息も含めエンジニアの残業が当たり前になっています。

この作品において、若手社員が残業の辛さより、手取りの給料の低さを声高に主張して、主人公を困らせるのですが、フィクションの世界だけではなさそうです。

働き盛りの世代の人口が減り、超高齢化社会へと向かう日本へ、まさに警鐘を鳴らすこのシリーズ、新社会人にとっても他人事ではありませんね。

#シニア #いなか暮らし #今日のつぶやき #朱野帰子 #新潮社 #読書感想文 #読書好きと繋がりたい #毎日note #連続投稿506日目

この記事が参加している募集

読書感想文

仕事について話そう

いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。