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「どうですか今年は雪が少ないですが」
とお客さんに訊くと
「雪も少ないですが、大水の被害がまだ残っていて大変ですわ」
とくたびれた顔😓
「源流部のコンクリート水路が落ちたのが復旧してないそうですね」と言うと
「今年は稲作をやめて大豆を作っているんですが、今度は鹿が増えて
芽を食べてしまうし、踏んだり蹴ったりですわ」😓
「私もなるべく神の倉大豆の納豆を食べるようにしてるんですけどね」
とエールを送りましたが
「鹿避けに1メートルの電気柵をつくったんですが、それを飛び越えて入って来るので、2メートルにしましたわ」
「ギリシャ文明はヤギを飼ったことで木の芽が食べ尽くされ岩山になってしまい滅んだと言われますが」
「まあ何年に一回は大豆畑の所に水を入れて稲作をするように指導されているんですけどね」
「それは水路の管理も兼ねてのことでしょうね、稲作は国の基本ですからね」
「まあ、我が家も息子は他所へ行ってしまい、農家は高齢化するばかりだし、田んぼをどう守って行くか難しい問題です」

と、イノシシの食害に鹿も加わりながら猟師も高齢化し
日本の水を分け合う文明を支えて来た山間部の水利共同体は存続の危機です

求む農業と狩猟の後継者😍



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