けんけん

ADHDで、大学教員をやっています。 自分のこれまでのことや生きる知恵や工夫など、のん…

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ADHDで、大学教員をやっています。 自分のこれまでのことや生きる知恵や工夫など、のんびり書きたいと思います。 誰かが元気になれる記事を書きたいなあと思っています。

最近の記事

3.ADHDが大学教員になるまで③就活(公募戦士)の書類提出編

 今回は、①と②に続く第3弾、ADHD診断を受けた私が大学教員になるところのお話です(ただし、書類提出まで、かつ、初期キャリア向けの内容)。  一応、前のものも上げておきます。  今回のタイトル、少し悩んだのですが、公募戦士編と名乗れるほど戦っていない気もするので、カッコ付きにしておきました。  それから、今回は、「ADHD関係ある?ないよね?」という話が満載な気もします。(というか、それ言い出せば過去2本もそんな気もしますが)  以上2点を先にお詫び(言い訳)して始めます

    • 査読に関する雑感

       最近、査読者を引き受ける機会が増えました。書き進めていた「ADHDが大学教員になるまで」シリーズから逸れますが、ADHD当事者であり研究者である私が査読する際に注意していることを、書き留めておこうと思います。今回の記事はかなりターゲットが絞られる話題かもしれません。。。ご容赦ください。  最初の2つは、一般論のようになったので、読み飛ばしください。 査読を引き受ける「負担」について  査読をしてもらう側(投稿者側)のときは、査読をとても有難いと思っていました(もちろん今

      • 2.ADHDが大学教員になるまで②院生サバイバル編

         学期末は、授業も終わりでほっと一息…といきたいのですが、そうもいかず、バタバタしている間に前回から間があきました。成績評価、個別対応、試験監督、ゲラの校正、論文投稿、学会から仰せつかっているお役目、秋学期の授業準備に会議、夏休みの研究出張に向けた準備などなど、本当にこの仕事はマルチタスクだと思います。  さて、では、本題に入ります。 ADHD、社会人院生(修士課程)になる  よく言われることですが、大学院は、指導教員との相性が本当に大事だと思います(これは、後になって周

        • 1.ADHDが大学教員になるまで①

          大学卒業、そして就職  大学教員になる方法(道筋?)はある程度決まっています。けれど、大学教員になる経緯は、ほかの職業と同様、人によっても違うかと思います。私の場合は、大学で学部卒業後、新卒で就職しました。当時は、大学院に行くなんて夢にも思わず、新卒先でずっと働くものと思っていました。  けれど、働きだすと、学生時代とは違って、さまざまな失敗や困難がありました。  例えば、  ・会議や研修など、退屈な時、止められない眠気に襲われて寝てしまう  ・思ったことをそのまま発言

        3.ADHDが大学教員になるまで③就活(公募戦士)の書類提出編

          はじめに

          はじめまして。けんけんといいます。 少し、自己紹介をします。 簡単な自己紹介  私は、30代女性で、大学で教員をやっています。まだまだ「若手」と言われるひよっこです。  noteに登録してから1年以上、一度も投稿したことがなかったのですが、ふと、書きたい気持ちに駆られ、書いてみることにしました。  私自身、20代後半でADHDの確定診断を受け、今も毎月通院をして服薬をしながら仕事をしています。いわゆる「大人の発達障がい」といわれるものですね。大学生のころにうつ病を発症