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感動して泣ける仕事

 先日、教員として勤務している中学校で、運動会のような行事がありました。(コロナの影響で運動会のような学年別の行事となっています。)

秋晴れの晴天のなか開催されたその運動会で、クラス対抗の全員リレーがありました。今年はなぜか、その全員リレーを見ている時に、私は感動して号泣してしまいました。

 自分でもびっくりしました。毎年やっていますが、全員リレーを見て泣いたのは初めてのことです。みんなが楽しくリレーをやっている横で、担任でもないのに、なぜか号泣しているおじさん一人。とてもシュールです。笑

 でもね、めちゃくちゃ感動したんです。まず生徒たちが、思っていた以上にみな真剣に、こだわって、必死に走る姿が見られたこと。いつもしっかりやらない生徒や、やんちゃな生徒まで、どの生徒もみんなのために必死に走っている姿が見られました。生徒たちの日々の日常の様子を知っているだけに、その頑張る必死な姿にグッときます。

 また競技中のアナウンス係の生徒のアナウンスが感動的でした。「〇組早いです」などと、ありきたりな放送ではなく、「〇組頑張れ!」「〇組抜きました!」「鈴木、頑張れ!」など個人的な気持ちに近い、感情的な放送だったのです。ただ叫んでいる放送でした。笑 でも純粋に真剣に相手を応援している気持ちが痛いほど伝わってきました。相手を応援する気持ちにグッときました。

 生徒たちの真剣な姿、純粋に相手を本気で応援する気持ち、そんな姿を見ていたら、泣いてしまいました。なんかよくわからないけど、そこに人間の美しい姿を感じたのかなと思います。

 どうせ仕事するならば、感動して涙するような仕事をしたいと思っています。そんな仕事をしたいと思っています。仕事で、誰かとのつながりや成長や感情を共有できたら、きっとどんな仕事でも感動できると思います。教育現場では、そういう場面が多くあるのではないかと思います。やはり教育の仕事は面白いです。

私のモットーは、「人生は感動的にできている。」です。実は日常のささいなことの中に感動はあります。例えば、朝日が美しいこと、季節のにおいがすること、家族にあいさつできること、笑って過ごせること、仕事場に行けること、自分が良いと思える仕事ができること、誰かの真剣な姿を見ること、おいしいご飯が食べられること、家族がいることなど、毎日の当たり前の日常の中に、感動があるのではないかと思います。それに気づけるか気づけないかが重要です。気づくことができると幸せな気持ちになります。

そんな、物事に気付ける感受性を養いたいと思います。

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