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コンサルで身に付く"戦闘力"とは?の話

こんにちは、コンサル転職の中の人、「コン転」です。

現在、事業会社などで勤務されていて、未経験でコンサル業界に行きたい方(就活生含)を主な読者の対象にして、noteを投稿しております。

今回は、コンサルで身に付く戦闘力とは?というテーマについてpostさせていただきます。

以前、「コンサルに一定期間いると”戦闘力”が身に付くため、起業したいからコンサルはアリ」という趣旨のツイートをしたのですが、改めて”戦闘力”とは何かについて言及したのが今回の記事になります。

前提ですが、今回言及する”戦闘力”という言葉は、コンサルティング業界から他業界に転職した、もしくは起業したというシーンで使っている言葉になります。

最初の章では、そういったシーンで私が使っている”戦闘力”って何なのか?について言及しており、
次の章では、そういったシーンで私が使っている”戦闘力”ってコンサルティング業界にいる時にはどうやって身につけるのか?について言及しています。

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“戦闘力”とは何か

戦闘力とは「抽象的な目標を実現するための最適な実行アプローチを考え、高い水準で実行していく能力」です。

例えば、CxOから「今期ではある商材Aの売上を前年比2倍にしたかったが、このままでは2ヶ月後の決算では前年比1.5倍程度にしかならない。あと2ヶ月どうにか頑張って前年比2倍の売上にするにはどうすれば良いか?」と言う依頼が営業部長の私に依頼が来たとした時に、

①商材Aの単価を上げるかor(and)商材Aの販売数量を増やすかを考える
②仮に販売数量を増やす場合には、どのようにして販売数量を増やすかをROIを踏まえながら考える
③(②と並行して)生産ラインから見て実際に販売数量が増やせるのか、営業リソースを商材Aの営業に投下できるのかなどの実現性を検証する


といった個別の検討事項に落とし込み、実行アプローチも考えながら実行し、CxOからの要望に応える能力です。

この例は、かなり極端な例になってしまいましたが、要は上司から言われた上流階層の要望をなんとか頑張ってミスがないように実現する能力のことです。

 では、どうしてコンサルでは戦闘力が身につくのでしょうか?

それは、ひとえにコンサルティングという職業が、「取得可能な情報が不足している中で、どうにか情報をかき集めor作り出し、クライアントに高品質のアウトプットとして提供する」ことが求められているからです。

基本的に、クライアント視点では、公開情報を簡単にまとめたアウトプットをもらっても、それでは価値になっていません。クライアントは、自分たちでは簡単には取得できないけど、ビジネスの意思決定に有用な情報を求めています。

「自分たちでは簡単には取得できない」の種類としては、概ね2種類あります。

①公開されているが、(言語上の問題・費用上の問題などで)クライアントが取得しづらい
②公開されていない情報であり、クライアントが0から情報を集めることが困難である

(①の例としては、例えば英語・アラビア語などのニュースやプレスリリース上では記載があるものの書いてあることがよくわからない、海外レポートを買えば情報は取れそうだが1つ買うのに40-50万かかるなど。
②の例としては、例えば無人レジ導入のプロジェクトにおける各スーパーの店舗のレジの数、無人レジの各パーツ・部品の価格など。)

コンサルタントは、特に②が多いですが、実際に店舗・営業所に赴いてみる、コールドコールをする、エキスパートインタビューで情報を得るなどをして、ファクトを1つ1つ積み上げて情報として整形化します。それをクライアントにアウトプットの1つとして提供しています。

そういった「どうにかしてファクトを積み上げようとしている姿勢・能力」が戦闘力に結びついています。

戦闘力の要素としては、「そもそもどのような情報が必要なのかを考える」「ミスなくファクトを積み上げる」なども含まれますが、個人的には「どうにかしてファクトを積み上げようとしている姿勢・能力」が一番重要だと感じます。(理由としては、ファクトの積み上げ方は、固定化・型化されておらずケースバイケースであり、正しく積み上げるには知性と馬力が求められるため)

“戦闘力”を身につけるためには

ひとえに、何かをするときのアプローチを自分で考え抜いてみること、足を使った情報収集を行うことに尽きるでしょう。

ここまでの議論ではあまり触れていませんでしたが、”戦闘力”を一番身につけることができるのはスタッフクラス(マネージャー未満)の期間です。
というのも、お気づきの通り、何かをするときのアプローチを考えることはマネージャー以上がやっても、足を使った情報収集までをマネージャーが行うことは時間のリソースの観点において現実的でないからです。

逆にいうと、プロフェッショナルなマネージャー以上のコンサルタントは、ほぼみなさん”戦闘力”が相当身についているのではないかと思います。

今、スタッフクラスにいるコンサルタントはぜひ”戦闘力”を鍛えてほしいです。

まとめ

今回は、コンサルで身に付く戦闘力とは?というテーマについて話しました!

コンサルで身に付くことができる能力は、ロジカルシンキング、仮説思考、コミュニケーションスキルなどかなりたくさんあると思いますが、コンサルティングから事業会社に行く・起業する側にいき、事業を回す仕事についている人にとっては”戦闘力”が特に重宝されるのではないかと思います。

あまりうまく言語化できなかった記事になってしまったので、定期的に見返して追記等行っていきます。

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それでは! 

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