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「私、子ども欲しいかもしれない。」とわたしがなるまで(2/3)


長くなってしまってますが、
「『私、子ども欲しいかもしれない。』とわたしがなるまで」の続編(2/3)です。


・1人もんもん期、リサーチの日々

前回のnoteでも書いたように、子どもができた友人との会話などを通して、徐々に私は「もうちょっと出産や子育てについて自分がどうしたいのか、考えた方が良いのかもしれない…」と思うようになります。

それからというもの、私は

「子供が欲しいか分からない」「妊娠 タイミング キャリア」

など様々な検索ワードを駆使して1人リサーチを始めますw

悩んだ末に産む決断をして結果自分で幸せだと思えるようになった人の話、一方で産まない決断をして幸せになったという人の話。いろいろ読んだ。

その中でも特に自分の中でしっくりきたのが、前述の犬山紙子さんの本。

この本の何がいいと思えたかというと、この本が1つの解を出すことを目的にしているのではなくて、色々な幸せの形を生の声を通して伝えてくれている点。それに対して筆者が素直かつポジティブなコメントを添えているのも素敵。

この本を読んだことで、「どんな決断を自分がしたとしても、それに納得できているのであればそれが幸せ」と思えるようになり、ちょっと自分の気持ちも楽になったのでした。

この本を読んでいることを仲のいい友達にも話して、「今こんなこと考えてるんだよね~」と伝えることで自分の頭を整理できたことも、自分の考えを前に進めるにあたっての大きなプラスになったと思います。

私の話を聞いて自分の考えを押し付けることもなく、ありのままを受け止めてくれた友人たちには今でも感謝の気持ちでいっぱいです。


・仕事帰りのふとした瞬間、霧が晴れた気がしてちょっと泣いた話

そんなこんなで、自分の中で何も結論は出ていないという状況に変わりはないながら、気持ちはだいぶ楽になってきたころ。

仕事帰りにたまたま聞いていたPodcastで突如開眼することになります。笑

長谷川潤さんの glenwood "HEART TO HEART" というPodcastが好きなのですが、その中で彼女がスタイリストの百々千晴さんとの会話をしている回を何となしに聞いていた時のこと。

お互いに働く母である2人の間で子育てをしながら働くという話になるのですが、 その中でこんなやり取りがあったのですね。
(下記、ちょっと長くなっちゃうのでちょいちょい略してます)

長谷川「子どものことはもちろん大好きなんだけど、ず~~っと子どもと一緒にいるのが幸せ!って思えない自分もいて。そういう自分に対して恥ずかしいとか、お母さんとしてダメなのかなって思ってた。」

百々「私は潤ちゃんみたいに迷うこともなかったよ。私は子どもとずっと一緒にいるのがきついなってすぐ思っちゃったから、旦那と相談してすぐ保育園に入れた。子どもとずっと一緒にいてしっかり子育てしてるお母さんが完璧だと思いがちだけど、そうじゃない完璧があってもいいと思うから。自分の母親もそうだったし、だからって子どもが不幸せになるとは思わない。親が完璧すぎると子どもも育たないしね。自立してもらわないと困るから。」

(略)

百々「産んだ後なんてさ、女性ホルモンもおかしいし旦那も気が利かないし、ほんともう精神崩壊するよね。だから、そういうときこそ絶対仕事をしたほうがいいの。そういう時こそ。数時間でもいいから1回外に出て関係ないことをして家に帰ると、子どもがかわいく見える!」

長谷川「そう!ちゃんと子供と向き合えるよね」

百々「うん、ぎゅーってしたくなる!」

会社の帰りにイヤホンでこのやり取りを聞きながら、なんでか分からないけど目から汁が出てきたというw

なにが自分の中でのスイッチだったのかはよくわからないけれど、きっと2人のこの会話を聞けたことによって、最後自分の中で踏ん切りを付けなきゃいけないと思っていたことに対して「あ、いいんだ」と思えたんじゃないかなと、今では思う。

子どもができたら今までのようには働けない
子育てしながらだと今までのようには時間が使えない

そうやって子育てに伴って生まれる制約にばかり目が向きがちだったけれど、それってあくまでも人それぞれの考え方。

もちろん子どもがいれば制約は出てくるだろうけれど、それを上回るような幸せを感じられるマインドセットさえあればいいんだなって思えた。いろんなお母さんがいていいんだなと。

こんなこと、ネットで検索すればいくらでも出てくるようなセリフだろうけど、2人のリアルな会話だったからこそ刺さった。

本当になんてことない気付きなのだけど、おそらく自分でも気づいていなかったような最後の心のつかえ的なものがこれによって解消されたのだろうなと思うのです。

そして、子どもがいることによって感じられる初めての感情。どんな気持ちなんだろう、どんな幸せなんだろう、とこれに対する好奇心のようなものもすごく湧いた。

絶対届かないと思うけれど、長谷川潤さん、百々千晴さん、すてきな話を聞かせてくれてありがとう(;;)


この日を境に、子どもがほしい、と自分の中で少しずつ、素直に感じられるようになっていきました。


でも気づきます。

私、子どもが欲しいかもしれない!

と1人で思ったところで、何も変わらないということにw

次回、パートナーである夫との会話編!です。

(まだ読んでくれてる人いるのか分からないけど、次回で最終回ですw)

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