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【ネット炎上】”反射神経”を眺められるように

熱々のヤカンを触って「アチ!!」と手を離す。反射神経(という言葉は医学用語ではないらしいのだけど)は自分を守るための咄嗟の行動のことだけど、ネットで燃えているあれこれはほとんどみんな、反射神経で喋っているように見える。

結論からいうと「自分を守るため」にリプライを飛ばしているのだろう。

気に触ること、図星なこと、社会的に許されないこと、自分の業界や界隈について危機を感じていることなどなど。自分にとって危険や危機や悪影響が及びそうなことについて、それを予防するため、防衛するために発言をし、その集積が熱となって燃えている。

SNSは事実より共感を優先する世界なので、冷静な議論はすっ飛ばされてしまう。いくら事実に基づいて論理的に説明しても「その言い方が気に食わない」というだけで罵られる。そこに事実は必要とされていなくて、ただ本人にとっての共感を求めている。「正論乙」といったところか。

それが良い悪いではなく、そういうものだと知って使うかどうかは、ネット社会の処世術として重要なのではないかと思う。炎上している案件を、ただ眺めるだけで留める訓練を詰むのは自己鍛錬として頭の片隅に置いておきたい。
所詮ネット上のやりとりなんかで社会は変わりはしない。世界中の民主主義選挙がそれを示している、ネットは一握りの人しかいない。



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