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...あぁ倦むずあり

2023.5.29(月曜日)  We've entered the rainy season.

関西地方は梅雨入りしたらしい。
5月の梅雨か、忙しいこと。
そういう意味ではまさしく梅雨らしく、朝から断続的に雨が降っている。
雨のせいで窓から入る風は湿気を含んでムッとしていて不快。それなのに足先だけは冷たくひんやりしている。それで上半身はTシャツで下半身は冬のモコモコ靴下というチグハグはスタイルになっている。
まぁいい。誰も見ていない。
見られてもおばさんだからねぇ許してもらえるだろう。

近所でまた何かの工事が始まった。工事現場特有の騒音が響いている。
静寂が苦手(耳鳴り持ちのため)なので適度な騒音は耳鳴りを感じないので助かっている。何の工事だろうと思ってベランダから確認してみると、近所の古いビルの解体工事だった。工事現場の音もいいが、工事現場の様子を見るのも好きだ。何かが壊されていく様子や何かが建ち上がっていく様子は、人間の日々の営みと似てていつまでも見てられる。更地になってまた新しい何かが建つのだろうが、住民の役に立つ何かができればいいなと思う。

しばらく工事現場をベランダから見学していたら、急に甘くて美味しいスイーツが食べたくなった。それもとびっきり美味しいのが食べたい。雨だけど買いに行こうかなと思う。
リーガロイヤルホテルのポイントが溜まっているのを思い出した。
よし、そのポイントで買おう。
買ってきた。
冷やしぜんざいとメロンショートケーキと抹茶ティラミス。それと明日のパンも買ってポイントでは払いきれず少しお金を足した。
抹茶ティラミスは見た目で惹かれたのだけどお味はどうだろう…

抹茶のティラミス

抹茶も生クリームも主張することなく交わっていておいしかった。
焼き物でできている器は何かに使おう。
この後、メロンシートケーキも食べた。

抹茶のティラミスを食べながら、先日から始まったWOWOWドラマ『0.5の男』の1回目を見た。
おもしろかった。
おもしろいのだけど、セリフや背景はリアルで頷くところもあった。
40歳になる引きこもりの雅治(松田龍平)の存在が家族の中で0.5の存在として扱われているところから物語が始まる。
どういうわけか私は松田龍平という俳優が好きで、どんなに悪いやつでも情けないやつでもどこか憎めない感じが好きだ。それとボォ〜とした目で鋭いことを言うところも好き。
今回もどこか憎めない引きこもり男を演じている。
まだ1回目だけどこれからが楽しみ。
(1回目は無料で見られるみたい↓)


見終わってからスーパーに行った。
途中で知人と出会って挨拶をする。
「雨、いや〜ね」
「梅雨入りしちゃったしね」
「ウソ!梅雨入りしたの?」
「さっきテレビで言ってたよ」
「あぁ、うんざり」

わかる。
私もうんざり極まりない。

*倦むずあり(うむずあり)→「うんざり」の語源になった言葉





読んでいただきありがとうございます。 書くこと、読むこと、考えること... これからも精進します。