今日はかつてアメリカ株市場でも大きな話題となったluckin coffeeを紹介したいと思います。話題の店ですが何が人気なのか意外と知らない人が多いみたいです。

最近JOJOとのコラボで中国のアニメ好きのみんなの間でも話題になりました。その事情も紹介します。

まず前提知識としてのLuckin Coffeeについてですが、luckinは北京ではおよそ350店舗（ちなみにスタバは420店舗前後）があって、アプリやWechat・アリペイ内のミニプログラムによる利用が盛んなカフェとして知名度があります。ですがdianpingでの口コミが意外に少ないです。今日は比較的書き込みの多い望京凯德Mall店を例にして紹介します。

 ↑dianpingの評価システムでは、5点満点中の4.6点で、味、環境、サービスともに4.5点です。そして1人あたりの平均消費額が17元（約340円）です。

dianpingでのおすすめランキングはこんな感じです。

↑１位はカフェラテ、２位は季節限定の木苺のフローズン、３位はキャラメルマキアート、４位はオレンジジュース、５位はカプチーノです。

↑６位はココナッツのフローズン、７位はマンゴーとグレープフルーツのフローズン、８位はカフェモカ、９位はライチフローズン、10位はクリーム入りの桃のフルーツティです。

そして最近話題なのは、JOJOとのコラボです。

袋やコップの防熱カバーに、かつて大人気だった「生酪拿铁」（チーズ入りの濃厚なカフェラテ）の販売再開のキャンペーンです。久（JO）等了（大変お待たせました）というJOJO絡みのダジャレも。

↑Jojo立ちのプロモーションはファン心をよくわかってますね。このコラボは大成功し、販売再開の商品が1日に131万杯の販売を記録しました。

そして面白いのはここから。中国のJOJOファンたちの行動が予想外で面白くSNSでバズりました。

例えば、コラボの手差し袋（↑左）は2杯入り以上でもらえるんですが、スマホ注文デリバリーで利用する人が多い。キャンペーンが始まってからすぐに1杯を注文した人には、コラボのものではなく、普通の袋（↑右）になっちゃいます。

↑コラボではないやつに自分で絵を描いて「なんでコラボの袋くれないの」との質問。ネットで大バズりしました。

また、無事にコラボ袋をゲットしたファンの人もその袋でいろんな展開をしました。

↑袋をカットしてマイカップをアレンジしたもの、素敵。

↑袋を使っていろんなアイテムを作成

↑色紙も作ります

↑バッグにも

↑飛び出て動くやつも作られました

Luckinのマーケティングはとても優秀だなと思わされることが過去にも何度かありましたが、今回もSNSネット民を巻き込んでプロモーションを大成功させています。そしてJojo懐かしくなって昨日からアニメを見続けて引きこもりで週末が終わりそうです。。

（参考資料）