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京味斋。高級からB級まで満遍なく北京料理を楽しめるレストラン

今日は手頃な北京料理店「京味斋」(Jīngwèi zhāi)を紹介します。名前の意味は「北京の味を味わえるところ」、今までにも紹介してきた北京料理のお店との違いは、このお店では正統からb級まで幅広い、有名な北京料理が揃っている点。

なので、地方から始めて北京に遊びに来る人を招待するには最適です。北京ダックも北京風の焼肉も、さまざまな有名b級お菓子も、専門店を回らなくても一回で効率良く試すことができます。また、夜に北京の伝統芸能のショーをやっている店舗もあります

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↑チェーン店経営なのでアクセスに応じてお店を選べます。今日はdianping評価が一番高い「北太平庄店」をピックアップして紹介します。

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↑5点満点中の4.88点で味、環境、サービスそれぞれが4.88、4.90、4.87となります、評価が高い!2020年「北京に来たら絶対食べて欲しい店」にも選ばれてます。

一人当たりの平均消費額は155元(約2500円)で結構コスパのいいお店です。今は旧暦大晦日の宴席の予約が大人気だそうです。

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↑入口

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↑ホール

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↑少人数の個室

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↑大人数の個室

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↑京劇や京韵大鼓など北京の昔からの歌を披露するステージ

ではdianpingユーザーのおすすめランキングからみてみます。

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1位は北京ダック、ボタンの形で盛られてくるところがポイント。味も普通においしいです。2位は乾隆白菜というゴマダレや黒酢、ハチミツなどを使った白菜の和え物です。清の乾隆帝の大好物だったから乾隆白菜と名付けたそうです。3位は北京風の焼肉です。羊肉に大量のパクチーが入っていて、パクチー大好きの僕の大好物です。4位は肉団子の揚げ物でサクサクしてます。5位も北京料理の店ではよく見かける皮がサクサクのエビ揚げ。

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6位はテンメンジャンで炒めた豚肉を干し豆腐で包んで食べる代表的な北京料理の「京酱肉丝」。7位は豚肉と豚のレバーと腎臓の炒め物です。8位もまた癖の強い北京料理の代表である牛の胃袋の湯通しです。火加減とタレのゴマソースは決め手ですが、若干に匂うから抵抗のある人も多いそうです。9位は北京の冬の名ドリンクの「梨汤」です。10位は北京風の羊肉の煮物です。

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↑1位の北京ダック

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↑3位の北京風焼肉

他にもランキングには入ってないですが、代表的な北京料理でぜひ試してみて欲しいいくつかの料理を紹介します。

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↑「卤煮」という北京式の内臓系の煮物です。味付けが濃くて伝統的なパンと一緒に食べるのが、大昔の北京の一般市民がよく食べる一品です。

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↑これもまた昔からのローカルB級料理の「炒肝」です。料理名はレバー炒めに見えますが、実際はレバーやモツなどに大量なにんにくと澱粉を入れて、ドロドロにした一品です。よく肉まんと一緒に売っていて、肉まんを食べながらお粥を飲む感じで炒肝を食べるのが伝統的北京スタイルです。

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↑北京の庶民的なジャンジャン面

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↑北京のお菓子各種の盛り合わせです。

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↑卵炒めですが、卵黄と白身を分けて炒めて、味付けも手間をかけてその味と食感はカニよりもおいしいという由来で料理名も「赛螃蟹」になってます。味は確かに普通の卵炒めより数段おいしいですが、さすがにカニほどはありません。でも試す価値のある一品だと思います。

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↑発酵した豆乳と揚げパンのセット。まずいことで知名度の高い北京B級料理の代表です。非常に癖が強いから、好きな人は大好きで、それ以外の人は嗅ぐことすらも抵抗ある一品です。

ローカル北京出身の人も、これだけはダメって人も多いです。安いかつ非常に代表的な一品だから、食べた経験のない友達にいつもチャレンジしてもらってます。ある意味、一番盛り上がる料理ですのでぜひTryしてみてください!

北京料理がコスパ良く満遍なく味わえますので、初めて来た人でも、長く住んでる人にもとっても便利なレストランです。ぜひ豆乳揚げパンも食べていってください!



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