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私が作る世界、あなたがくれる世界。

私はちょっとアート寄りのクリエイターである。

ハンドメイドの自ブランドとしてBESIDE(ビサイド)を運営し、主に希少なアンティーク着物でスマホケースやアクセサリー、オブジェなどを作っている。



その他全く趣向は違うけど、Tシャツやバッグ等のオリジナルのゆるいイラストグッズも。



そしてこれらをBASEをメインにネットショップで売っている。



また、creemaなどのモールにも出品し、月に一、二度都内のイベントなどに出店もする。
そして年に一回個展やグループ展が出来るかなというくらいのペースで仕事をしている。
デザインという華やかな響きにそぐわない、まあ地味でコツコツとした仕事だ。

この活動を続けていて、好きなものを作るとか、自分のペースで好きなことをするというのはもちろん醍醐味。
何の保証もないし、失敗もダイレクトに響くし、それなりに苦労もあれば常に勉強や努力は必要だけれど、それも含めても楽しいし、やりがいはある。

そして、この活動をする上で本当に良かったと思うのは、私がお客さんを好きだということだ。
昔接客や営業の仕事をしてても感じたことのなかったこの感覚は、いつも私を救った。

うちは本当にお客さんに恵まれたと思う。
これは一番ありがたいことだ。

どのお客さんも優しく明るく楽しい方ばかりで、実際にイベント出店で出会うとすぐに好きになる人ばかりだった。
まず私の作品を面白がってくれるだけでもちょっと好きなのに、ほんと優しく楽しい方ばかりなのだ。
応援してくれたり、差し入れまでしてくれたり、他の方に勧めてくれたり。マナーも良く、気持ちの良い笑顔や言葉をくれて、客としての自分を考えるきっかけにもなったし、学ぶこともいっぱいあった。

皆思いやりを持って接してくれて、私はそれに自然な感謝を抱く。


これが本当に大きい。

もしお客さんのことが嫌いだったらどれだけ仕事がつまらなかっただろう。
嫌いな人のために作品を作るのはどれだけ苦痛だっただろう。
イベントで直接会いに来てくれる方々がみんな嫌いだったら。
‥一瞬の想像でも恐ろしい。

そう思うと、今までこうも好きな感じの方々に来てもらえたこと、買っていただけたことは奇跡に近いほどありがたいことな気がする。

ネットショップでもそう。
Instagramでもそう。
私や、私の作品を好きと思ってくれる人が買ってくれて、私もその人に届けたくて気持ち良く心を込めて作っている。
きっと私も見えないその人が好きなんだろう。

お客さんがいい人だった。
お客さんが優しかった。
お客さんが笑顔だった。
お客さんと楽しい時を過ごした。

この小さな積み重ねは、私にとってはとても大きな成功体験となった。

大丈夫、きっとより良い明日に行けるという思考の癖付けのひとつとなったのだ。
明日もきっと、まだ知らない好きな人に出会うことができるだろう。



痛みばかりの日々はもうパラレルワールドの彼方。
今、私の生きる世界は優しい。


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