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四国・瀬戸内の旅(1) 道後温泉〜今治城〜大三島〜尾道編

10月に引き続き四国・瀬戸内の旅を敢行。今回は5日間と期間も延びて、道後温泉や尾道等と行動範囲も拡大した。しまなみ海道の島々の絶景や城や寺院などの史跡と、魅力たっぷりの愛媛〜広島の旅を満喫した。まずは道後温泉から。

10月に行ってとても気に入った松山、そしてしまなみ海道をまた旅することにした。
前回は丸亀から松山城に行き、そのまましまなみ海道から広島に入ったので、道後温泉は訪問しなかった
前回の旅コース
1日目 品川→(新幹線)→岡山→(瀬戸大橋)→丸亀→丸亀城観光
2日目 丸亀→(予讃線)→松山→松山城観光
3日目 松山→(レンタカー)→大島(しまなみ海道)→広島空港→羽田 

今回は道後温泉に入り、旅はスタート!
そこからしまなみ海道を車で渡り北上した。

道後温泉で旅の疲れを癒す

今回はまず空路、飛行機で松山空港に到着。
レンタカーを借りて道後温泉に直行した。
ランチは道後で鯛飯専門店に入り鯛素麺を食べ、温泉宿にチェックイン。

今回宿泊したのは「CHAHARU離れ 道後夢蔵」

前回松山で宿泊した「HOTEL LEPO CHAHAL」と姉妹関係にあり、そこが気に入ったので同系列の夢蔵に決定した。
道後温泉本館のまん前にあり、道後温泉と同じ源泉を使用しているのがセールスポイントで、その通り実に効き目を感じるお湯だった。
屋上には露天風呂があり、市内を一望に見渡せることができた。

道後温泉の人気の秘密は街の雰囲気らしいが、その通り、そぞろ歩きが楽しくアートに溢れた健康的な街の雰囲気は他の温泉街とは趣が違う。
道後温泉本館は、明治27年(1894)に神の湯本館棟が竣工し、移築や増改築を繰り返している。現在は道後温泉本館は営業しながらの保存修理工事中で2階以上は休館しており、1階のみでの限定的な営業だ。

道後温泉本館
道後温泉別館 飛鳥あすか乃の湯泉

翌日は早めに起きて、散歩もかねて道後公園を散歩した。
道後公園は公園全域が、伊予・河野氏の居城として14世紀前半から16世紀後半にかけての250年間存続した湯築城(ゆずきじょう)跡となっている。
湯築城は秀吉から四国平定の命をうけた小早川隆景の前に落城し、小早川隆景の城となる。その後は福島正則が入城するが、正則もまた転封となり、結局は廃城となる。
公園内には湯築城の武家屋敷や土塀が復元されており、公園と史跡が一体となった散歩コースである。

復元された武家屋敷

宿を11時にチェックアウト。
そのまま松山を出てレンタカーで目的地である広島方面へ向かう。
その途中でしまなみ海道の観光地を見て回る予定だ。
まずはしまなみ海道が始まる今治で今治城を見学することにした。
松山から今治まで車で山中を走り約1時間。

今治城は日本でも珍しい水城

前回は現存天守の丸亀城と松山城を訪問したが、四国は見どころのある城が多く今治城もまた特徴のあるお城だ。
今治城は現存天守ではないが、日本でも珍しい水城のひとつで、周りが海水と繋がったお堀で取り囲まれており、海水魚も泳いでいる。

今治城は日本でも有数の水城
天守と藤堂高虎

今治城を築城したのは城作りの名手藤堂高虎。関ヶ原の戦いの2年後1602年に築城を開始約6年かけて完成した。四国にある宇和島城も藤堂高虎による築城。
「武士たるもの、七度主君を変えねば武士とは言えぬ」と発言するくらい世渡り上手。秀吉に重用されながら、秀吉の死後は家康に与して関ヶ原で東軍に属す。城造りの名人として加藤清正と並び称される存在でもあり、文学や能楽などの芸術分野にも造詣が深かった。後に今治から津に移り、津・伊賀上野城主となる。

藤堂高虎

天守閣に登るとそこは絶景で、市街や瀬戸内海にかかる来島海峡大橋が一望にでき る。

来島海峡大橋
海水の堀に囲まれた城内

大三島の大山祇神社

さて今治を出てしまなみ海道の橋を渡り、瀬戸内の風景を楽しみながら45分ほどで大三島(おおみしま)に着く。
前回は大島を見学したが今回は大三島にした。
大三島は愛媛県今治市に属する芸予諸島の中の1つの有人島で、同県に属する島の中では最大である。しまなみ海道有数の史跡大山祇神社がある「神の島」として知られている。
まずはランチの場所としてWakkaを選んだ。サイクリスト用の宿にカフェが併設してある。海沿いで大三島橋も眺められ景色も良い。サイクリストはここを拠点に島を巡るのだろう。

そして車で10分ほど、大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)を目指す。
日本総鎮守と呼ばれ、全国に一万社あまりの分社を持つ神社。
境内中央には樹齢約2,600年の神木である大楠が鎮座しており、神社内の楠群は日本最古の原始林社叢の楠群として、天然記念物に指定されている。
その昔は村上海賊など水軍の武将たちの信仰も集め、大山祇神社の神紋「折敷に三文字」を河野氏や来島村上氏が家紋にしていた。
大山祇神社の拝殿とその後ろにある本殿は、どちらも室町時代(1427年)に再建され、国の重要文化財に指定されている貴重な建造物。

樹齢約2,600年の神木である大楠
拝殿
本殿

尾道・千光寺のサンセット

大三島を出て、生口島、因島を経由して50分ほどで尾道に到着。
既に夕刻になっていたので、目当てのロープウエイは終わっていて、車で千光寺に上がる。
駐車場も終わり間際で千光寺には入れないが、展望台から夕焼けを眺めることができた。「PEAK(ピーク)」という名前でが2022年3月に完成したばかりの展望台だ。

尾道港から島々を望む
瀬戸内海と島々
瀬戸内海に沈む夕陽

素晴らしいサンセットを堪能して、尾道港の「Onomichi U2」のレストランで食事。倉庫を改造した新しい施設で斬新な空間だった。

食事を済ませて宿泊地の広島県の白竜湖に向かう。

旅の初日と2日目が終わる。
初日  羽田→松山空港→道後温泉
2日目 道後温泉→今治城→大三島→尾道→白竜湖

2日目のルート

次回のレポートは以下にて。


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