小ネタ サイガという動物

 先日つぶやきで、サイガという動物の生息数が回復しているというナショジオの記事を紹介しました。

 サイガという動物自体は、初めて知った動物、という訳ではないのですが、それでも「ああ、こんな動物いたな」程度の認識で、外見についても「見たことはあるな」くらい。

(2024/1/15、Xでサイガの画像をポストしている方がいたので、埋め込みで紹介します)

 しかし見れば見るほど「アフターマン」みのある外見ですよね。つぶやきだとちょっと文字数オーバーだったんで、記事にしたんですけど、言いたいことはこれだけ。

 あんまり小ネタすぎてもなんなんで、サイガについてちょっとまとめ。偶蹄目=ウシ目、ウシ科ヤギ亜科で独立したサイガ属に分類される動物で、中央アジアのステップ地帯に生息しています。草を食み種をまき散らすことで草原の生態系維持に貢献しているとのこと。
 生息数激減の原因は、元々漢方薬としての需要が大きかったところにソ連崩壊後の経済の混乱で中央アジアの旧ソ連の人々が密猟に走ったこと、ソ連崩壊で新たに生まれた国境に作られた柵で移動が妨げられたこと、その後も生息域でのインフラ開発に加え、2015年には感染症の流行で生息数が半減するという事態もあったそうです。
 それでも関係国の取り締まりと、経済の回復によって密猟に手を染める人が減ったことで2003年を最低に20年かけて190万頭まで回復し、全滅危惧のレイティングも一気に3段階引き下げられたという良いニュース。
 このアフターマンの世界から抜け出たような動物が、国内の動物園でも見られるくらい生息数が増えて欲しいです。

 最後まで読んでいただき、ありがとうございます。本業のサイトもご覧いただければ幸いです。


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