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DXとは!?2つのIT用語で理解を深める

どうも。
片山建(かたやまけん)です。

昨年からフリーランスとして働き出し、
IT業界に飛び込みました。

詳しくは上記の記事で書いておりますが、
IT企業の営業戦略のコンサルタントをしておりましたが、
2023年4月にSE(システムエンジニア)に転身しました。

細かく言うと、セールスエンジニア、フロントSEですが、
技術職よりの職業です。

そんな仕事をしていて、かつニュースでもよく目にする
「DX」という言葉。

本日はDXという意味について触れていきます。

DX(デジタルトランスフォーメーション)とは

DXの定義は次のとおりとする。「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データ とデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデ ルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競 争上の優位性を確立すること。」

経済産業省「デジタルガバナンス・コード2.0」から参照

要するに、デジタルツールを導入することではなく、
デジタルツールを導入して、売上向上や顧客満足度を上げていきましょう、ということが目的である。

DX化実現のために必要な2つのIT用語

よく一緒に考えられるIT用語が2つあります。
①IoT
②ICT
こちらの2つです。

よくDXとこんがらがる場合があるため、
この2つも整理しておきましょう。

IoT(Internet of Things)は、あらゆるモノをインターネット(あるいはネットワーク)に接続する技術であり、日本語ではモノのインターネットと訳されます。

NTTコミニュケーションズより引用

ICTは「Information and Communication Technology(情報通信技術)」の略で、通信技術を活用したコミュニケーションを指します。情報処理だけではなく、インターネットのような通信技術を利用した産業やサービスなどの総称です。

発注ナビより引用

IoT、ICTはあくまでも導入ツールで、
その先の姿がDXのように感じます。

DX化の具体的な例

例えば、飲食店で例えてみましょう。

ある焼き鳥屋があります。
その焼き鳥屋は、注文する際に店員さんを呼んで、
注文をします。

その注文を店員さんは紙に書いて、
厨房に渡して料理が作られます。

お会計の際は、注文が書いてある紙をレジに打ち込んで、
伝票を作り、お会計をします。
お会計は現金のみ。

このお店がセルフオーダーシステムを導入し、
決済端末、POSレジを導入したらどうなるのか。

注文はスマホで行い、スマホから送信すると、
厨房のプリンターから料理の伝票が印刷されて、
料理を作ります。

会計の際は、POSレジをワンタッチで伝票を発行し、
お客さんがクレジットカードで支払いをする。

その結果、注文を取る手間、注文を伝える手間、
会計伝票を手間を省くことに成功し、
ホールの人数を1人削減し、人件費を20万削減成功。
また余った人員でテイクアウト、デリバリーをはじめ、
さらに売り上げ15万円/月をプラスで作り出すことに成功した。

この際に、何が何にあたるか。

セルフオーダーシステム、POSレジ、決済端末の導入が、
IoTに該当する。

セルフオーダーシステムやPOSレジの導入で、
注文を店員さんや厨房に口頭で伝えることを、
ITに全て代用。
コミュニケーション方法を変えた。
これがICTに該当する。

さらにこれらにより、人件費の削減、
新たな売上創出がDX化と言える。

このようにツールの導入だけではなく、
何を目的にしているのか。
言葉の意味は似ているが、実際の事例で考えると、
違いがわかりやすいですよね。

今後はchatGPTをはじめとしたAIのさらなる発展により、
さらに進化することが考えられます。

ただ結局は何を使うかではなく、
誰がどのように使うのかで、
ITの波は進化するように感じます。

IT業界でも慢性的な人材不足が囁かれています。
少し前ではIT大国と言われていた日本でも、
DXは乗り遅れていると言われています。

IT業界への転職を検討されている人へ、
少しでも参考になれば幸いです。

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