見出し画像

【保存版】自己分析(セルフプロデュース) まとめ

【ゴール】

その1:過去に取り組んだことの「棚卸し」ができる

その2:意図的に偶然を作る方法について理解でき、実践へと移せる


【対象者】

●これから就職活動を行ったり悩んだりしている人

●「個人で食べていく」「自己プロデュース」を考えている人

●前田デザイン室のみなさま

-----

はじめに


大学に編入してから2年間、キャリア支援の一環として就活支援をサポートするEn-courage東北支部で活動し、大学5年生になってからは東北6県の学生に特化したものを行ってきました。多くの同年代と接する中で、自己分析ができていなかったり、就職活動のための自己分析で止まったりしている人が多いように見受けられました。

たしかに、まだ働いてもいないのに分かるわけないじゃんと思うかもしれません。 しかし、本やテレビを使えば擬似体験できたり、面談・面接で社会人に聞いたりして補完することはできます。

また働いてみて「本当にこれで良いのだろうか…」と考えている人もいると思います。

要は、「就職」「転職」「独立」どれも大きめのイベントです。そこで、僕なりに試行錯誤して考えたものを記してみます。参考にしていただけると、とても嬉しいです。


●本題に入る前に共有しておきたいこと

・そもそも人の興味は年代毎に変わっていく
・100%正しい正解はない

「えっ、嘘でしょ?」と思った方がいるかもしれません。でははじめに、以下のシートを紙に書いて、埋められるところだけ埋めてみてください。


僕だとこんな感じです。


時代毎で変化している人が多いのではないでしょうか?要は、「自分の嗜好」は環境と付き合う人次第でガラッと変わります。変わることはおかしいことではないし100%正しい正解はないと僕は考えています。

キャリアの在り方や自分を見せる方法も違います。シェイクスピアでさえ、「俳優」「詩人」「作詞家」「作家」「劇作家」と5つの肩書きを持っていました。本当にすごい…笑


話が脱線してしまいましたが、ここから本題に入ります。

目次


①自己分析に関して
②意図的に偶然を作る方法
③上記2つを補完してくれるツール(※随時更新します。)


①自己分析に関して

1-1 自己分析とは
自己分析とは、自分が行った過去の取り組みを棚卸しすることです。なぜ、自己分析をするべきか? それは、自分の価値観や嗜好性、組織で向いている役割などを把握するためです。

なかでも、人が自分を認知するときの観点からでいくと、その人の取り組み(#:タグ)で見られます。

例えば自分だったら、中学〜高校は #陸上の新井さん 大学に入ってからは、#編入の新井さん #Mr.コンテストに出てた新井さん #2留してる新井さん でしょうか。

自分の考えとしては、タグで興味を持ってもらった後に人柄を見られる可能性が高いと思っています。もちろん逆のパターンもあります。


1-2 どうして自己分析が必要か

「自分を知るのは難しい」と言いますよね。それでも「自分」を知っておかないと、なんか仕事に力が入らなかったり、なんか満足感を得ることができなかったりしてしまいます…

また、昨今ではVUCAや100年生きる時代であり、「働く」がマズローの欲求5段階説でいうと「生理的欲求」から「自己実現欲求」へとシフトしているため、どうしてもやりがいに意識を向けてしまいがちです。

モチベーションアップの法則より引用)

1-3 自己分析のやり方
ではここから、本題の「自己分析のやり方」について説明していきます。

(1) 感情の機敏線(モチベーション線)を書く
縦軸をモチベーションの大きさ(上は楽しいや嬉しいと言った+の感情で、下は辛いや苦しいと言った)生まれたときから現在に至るまでのモチベーション線を書きます。ざっくりとで大丈夫です。僕はこんな感じになりました。

(2) 1つ選択する
波の大きいところをチョイス。今回は、現在から1番近い編入予備校時代にしました。


(3) 「なぜ?なに?なんだろう」と深掘りする

まずは、僕なりに考えたパッケージに沿って埋めてみました。


これで、1つのことに関する導入〜終わりまでをまとめます。その後、「辛かった(嬉しかった)こと」と「乗り越えるために取り組んだこと」をさらに深掘りします。

感情の細分化

-------

編入試験で1番嬉しかったのは、2年の11月下旬に受験した東北大学一次試験に合格したこと。自宅で開示したとき、受験番号147が目の前にあって思わず叫んだ。

というのも、11月頭に受験した神戸大学に落ちてしまい、その1週間後に東北大学の試験と結構メンタルが参っていた。そこで、毎晩松岡修造さんの動画を見て、なんとか自分を奮い立たせる。また、試験前も他の人は最後の対策をしている中、自分は最後まで修造さんから力をもらう。「君は太陽だ」って言い続けてもらって、なんとか保てた…笑

試験が始まったとき、数学が過去問と違っていて「まじかよ…」って思ったけど、神戸大学の二の舞になってはいけないと思い落ち着きつつ、他の教科を見てみる。すると、経営が小論文で対策していたところと似ていて「一か八かだぁ!」と思い、数学→経営に変更。それが良い方向に動いた。

-------


大事なことは量質転換です。当時の心境を思い出して、まずは殴り書きして自分の心の声を可視化するといいと思います。無心になって殴り書きして後から見てみると、「そう考えてたのか」と分かります。

1時代が終わったら、他の時代も取り組んでいきます。


1-4 補足

上記のやり方以外で他にもあるので、いくつか紹介します。

●ロールモデルを5人挙げる

昨日の前田デザイン室のZOOMで、前田さんが話していたことです。確かにそうだなぁ〜と思いました。

自分の場合だと、教育改革実践家の藤原和博さん・林修さん・青学の原監督・DMM亀山さん・APU総長出口さん。

抽象化すると、異端児で人一倍経験が豊富で、ちょっぴりお茶目な人かなと思いました。要は、価値観の根幹として自分としては「uniqueで在りたい」と考えています。

●自分をタグ(#)付けしてみる

出身地、趣味、生い立ちなどたくさん出してみる方法もあります。

(例)

#福井県出身  #長男 #亥年 #UVER好き #親子3世代  #ランニング #駅伝 #縄跳び #読書 #青色が好き #営業経験あり  #モデル経験あり #ライター #編集興味あり #デザイン #ゴミ拾う #1万拾う #両利き #訛り #肺気胸経験あり 

まだまだ掘れば出てくると思います。大事なのは、たくさん出したタグの中で自分が気に入ってる上位5つが相手にも認知されているかorしっくりきているかどうか。ズレていたら、まだまだ改善の余地がありますね。


②意図的に偶然を作る方法

え、偶然なんて作れるの?って思った人が大半でしょう。理論としては、クランボルツの計画された偶発性理論というものがあります。

個人のキャリアの8割は予想しない偶発的なことによって決定される。その偶然を計画的に設計し、自分のキャリアを良いものにしていこうという考え方。

この喩えとして、林修さんを使うことが多かったです。

林先生は1留して東京大学を卒業した後、長銀に入社。しかし3ヶ月で「ここはいずれ潰れる」と思い半年で退職。その後、本人曰く「謎の3年間」を過ごし借金1,800万背負った後、予備校教師の道へ。当初は数学を教えようとしていたものの、周りの教師陣を見たとき、「自分の勝てるところはどこか?」と考え現代文に変更。それが良い方向に転び受講生でも人気となる。

電通の方に「いつやるか、今でしょ」を見つけてもらいそれでブレイクし、芸能関係を徹底的に勉強し、そこでも紆余曲折を経て今に至る。


半ば強引ではありますが、ここで伝えたいことは、偶然を意図的に創り続けるには以下の5つが必要です。

(1)「好奇心」 —— たえず新しい学習の機会を模索し続けること
(2)「持続性」 —— 失敗に屈せず、努力し続けること
(3)「楽観性」 —— 新しい機会は必ず実現する、可能になるとポジティブに考えること
(4)「柔軟性」 —— こだわりを捨て、信念、概念、態度、行動を変えること
(5)「冒険心」 —— 結果が不確実でも、リスクを取って行動を起こすこと

とりあえずやって続けて、上手くいっても天狗にならずに挑戦し続けることですね。

③上記2つを補完してくれるツール

「就職していない人の話は信じにくい」と思った方がいるかもしれません。そこで、3年間で僕の思考を補完してくれたものを紹介します。

●「自分を知る」について

ストレングスファインダー

質問を元に、自分の強みTOP5が分かります。自分の場合だと、

①最上志向

…陸上も編入もトップレベルになろうと目指していた

②適応性

…2度も留年したのは、流れに身を任せて今を大事にしたかったからかも

③達成欲

…ハマったときのバイタリティは自分でも強いと思っている。

④着想

…いろんな現象から抽象化したり、自分なりの考えや逆説思考をしたりするのが好き。

⑤共感性

…キャリア支援を通じて、相談に乗るときは相手の身になって細かいところに気をつけた。


ジョハリの窓

自分が大事だと思うのは、①盲点の窓を小さくし開放の窓を大きくすること、②秘密の窓を深くすることだと考えています。

①に関しては、他己分析がオススメです。「自分の良いところとダメなところ3つあげて」と聞きまくること。所属しているコミュニティや昔と今とで違うところが出てくるかもしれません。

②に関しては、日記を通じて内省することが挙げられます。習慣化していない人は、とりあえず今日あったことを3行だけ書くから始めるのはいかがでしょうか。


●「働き方」についての記事

ちきりん ファーストキャリアの選び方

※随時更新します…




最後まで読んでくれてありがとう。定期的(3ヶ月毎)に見て振り返っていきましょう。


サポートすると,いいことあるかも?!