痛みが出ないとわからない
新年から新しい仕事を任されることになった。
まずは先輩がきちんと教えてくれるとのことで、その先輩も丁寧な方であるから心配してなかったのだが、
いつのまにか身体をぎゅうぅぅっと固くして、臨戦態勢を取ってしまっていたらしい。新しい仕事が上手くできるか心配だったのだ。
週の後半から、今までにない僧帽筋内部の痛み。(ただの肩こりのレベルではない)
それに伴い腕の方まで痛みが走る。
私はどうも頑張りすぎるらしい。
そして知らぬ間に力を込めて食いしばってしまうらしい。
仕事中にはそれに全く気づかない。
身体が文字通り「身を以て」教えてくれたのだ。
“ああ、ごめんね。
いつも無理ばかりかけて。
ありがとう。”
久しぶりの休日は、カチコチに固まった背中や肩甲骨のため、いつもよりしっかり腕を振ってランニングする。
今日は気になった風景を写真に撮りながら。
冬の陽射しは、明るい色も少し物悲しく映す。
それがまたそのものの儚さと美しさという二面性を表現していて好きだ。
こうやって身体を動かし、心を動かすことで、1週間、身を縮めて固くなっていたのを開放した。
気持ちも、身体も。
幾分か、肩甲骨の辺りは楽になった。
どれだけ力を入れてたんだろ。
痛いのは気持ちの良いものではない。
むしろ、不快で、不安だ。
消し去りたい、とも思う。
薬で痛みを無かったことにするのは簡単だ。
でも人間は頑張りすぎると色々見えなくなるんだな。
それを知っているのは私の頭ではなくて身体なんだ。
薬を扱う者として、考えさせられる出来事だったし、
そういうことも分かった上で痛みや不快な症状に悩んでいる人のお話を聞こうと思った。
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