11月25日「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」という映画を観た。
原題は「Harry Potter and the Goblet of Fire」。2005年のアメリカとイギリスの合作映画で、マイク・ニューウェル監督の作品だ。
キャストは、ハリー・ポッター役のダニエル・ラドクリフ、ロン・ウィーズリー役のルパート・グリント、ハーマイオニー・グレンジャー役のエマ・ワトソン、アルバス・ダンブルドア役のマイケル・ガンボン、ミネルバ・マクゴナガル役のマギー・スミス、ルビウス・ハグリッド役のロビー・コルトレーン、シリウス・ブラック役のゲイリー・オールドマン、セドリック役のロバート・パティンソンなどである。
あらすじは、
といった内容。
で、観終わっての感想。
だんだんと雲行きが怪しい展開になってきた
この作品は、ハリー・ポッターの4作目の映画である。これまでの3作は、どちらかといえばファンタジー色が強く、学校内にとどまる展開が多かった。しかし、この4作目からはちょっと雲行きが怪しくなってくる。
内容が、学園内にとどまらない展開になってきたあたりが、より面白くなってきた感じだ。
クィディッチ・ワールドカップの決勝を観戦しに会場に行った夜、仮面をつけた複数の魔法使い、通称「死喰い人」(デスイーター)と呼ばれるヴォルデモート卿の配下たちによって13年ぶりにとある事件が起こる。この辺りから、怖い展開になってきた。
また、ホグワーツ魔法魔術学校、ダームストラング専門学校、ボーバトン魔法アカデミーの3校による「三大魔法学校対抗試合(トライウィザード・トーナメント)」が行われたのも、他校との生徒が入り込むことによって、さらなる怖い展開になる。
映画の中で、初めて生徒の中で死者が出る
このシリーズ映画の中で、生徒に死者が出たのは初めてだと思う。セドリックの死は、衝撃的だった。ファンタジーの域から抜けてしまう第4作のような展開である。いよいよ、このシリーズが大きく展開する一つのサインかもしれない。
ムーディの義眼が不気味だった
ムーディーは眼帯のような義眼を持つ。仲間であるはずなのに、何だか不気味である。それは、映画の中の展開で明らかにされる。結局、正体はクラウチの息子のバーテミウス・クラウチ・ジュニアであったので、不気味なのは当たり前である。そして、ゴブレットの中にハリーの名前を入れた犯人は、この偽物ムーディであった。箱に閉じ込められた本物ムーディになってからは、全く不気味さは取り払われる。
ハリーは、恋をする歳になってきた
映画の中で、気になってしょうがないのは、ハリーのチョウ・チャンへの恋のような目線である。第1作から見てきただけに、小さかったハリーがついに恋をするようになったか・・・と、思うのである。
ちなみに、この作品の中では、ハリーは14歳の設定である。
1作ごとに大人になってゆく、ハリー・ポッター。
その姿を見てゆくのも、このシリーズの楽しさかもしれない。