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マインドフルネスで自責してない?




最近、マインドフルネスなどで
自分の内面を見つめる活動が盛んに取り入れられてるけど、、、
確かに自分の非を認めず、何でも他人のせいにする人たちには是非とも取り入れてほしい
が、普段から内省ができている人にとっては
行き過ぎて『自責』で自分を苦しめてませんか?
と思うことが多かった。実体験含め。



精神的疾患を持つ患者さんたち(うつ病、不安障害、パニックなどなど)を見ていて
例えば職場でパワハラセクハラ受けてるとか、パートナーに不倫をされているとか、モラハラを受けているとか、そんな状態なのに
「自分が悪いから」「喧嘩は嫌じゃないですか」「自分が我慢すればいいんです」
って、心療内科を受診してお薬飲んでるパターンが多かった


アメリカとは違い日本の心療内科でカウンセリングなどもあまり行われていない日本
精神科の先生にいろいろ聞いてみたことがあった
心療内科・精神科に受診にくる患者さんは、圧倒的に「自責」思考が強い人。「自責」になってしまってる不健康な理由がある。普通の健康な状態は「他責」思考なんですよっておっしゃってた。●表の右下の状態
●心療内科・精神科受診に来る人は左上
※左下の人たちはそもそも受診に来ない




普通の健康的な状態は、
「そもそも会社や組織のせいなんじゃないの?」「上司や周りはサボってない?」など
自分を責めずに、周りや組織、社会、時代、歴史、政治などなど他責思考
他責思考というよりも、冷静に状況を判断してる感じかな。



自分自身は、上手い具合に組織や社会や時代、政治のせいにしてバランスをとってきたけど
貧血の時だけは違った
「自分はなんでダメなんだ」
「私が悪い、私のせいにすればいい」
「自分がどこかおかしいんじゃないか」
って自責の方向に向いていて、自己肯定感下がりまくりだった




【ーー評論家・著述家の真鍋厚】さんが書かれた記事を見て今までのことが腑に落ちた
「風呂ナシ物件が若者に人気」報道の先にある「恐ろしい地獄絵図」2023.02.12



『自責』や『自己責任論』は
個人の幸福感が、社会的条件とは無関係なものとしてまかり通ってしまうこと
マインドフルネスが従業員個人のストレス対処能力を向上させる一方で、
組織や職場環境の問題を覆い隠すものとしても機能し得ると指摘されているそうです
【ーー経営学者で禅僧でもあるロナルド・パーサー】


「不満や苦痛の根本的な原因が私たちの頭の中にある」と考えるから。


パーサーは
「マインドフルネスは、ポジティブ心理学や広範な幸福産業のように、ストレスを非政治化し、個人化した」と主張


健康やメンタルヘルスの自己責任化を後押ししかねないと警鐘を鳴らしてるとのこと。


アメリカでは貧困層向けにマインドフルネスプログラム実装が行われているという笑えない話があるくらいだそう。どんな悲惨な出来事に見舞われても、「全ては心の持ちよう」となりかねないと書かれていました。




最近の自分の内側を見つめる精神活動が行き過ぎ、
時代はバブルが弾けた後だったけど、就職氷河期で専門職に就いた人が多かったけど、体調不良で休みもくれないブラック企業だったけど、未だに日本は8時間労働週休2日やけど、それでも貧血になってしまった私が悪いのか、、。副腎疲労になったのは私が悪いのか、、。
って「自責思考」になってしまってきつい時期があった。

貧血の改善といろんなことを勉強したおかげで、
ん?ちょっと待って自分と向き合うことはしても、
自分を責めるのは違うよねって冷静になれた(笑)





ただでさえ心を見逃してる日本で会社は
健康やメンタルヘルスの自己責任化を後押ししてくる可能性もあるからね!





ここ、今後さらに注意したいね。
そして心が不安定になってる理由は、栄養素の問題なことが多いよ!


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