映画館で「時をかける少女」を観て
スタジオ地図の名作アニメーション映画「時をかける少女」。
公開当時2006年はまだ私は小学生になりたてか、まだなっていないくらいでこの作品を映画館で見ていません。
初めて大きな画面で、大きな音で視聴しました。
今日は、この経験で初めて気づいた本作の魅力について2つほどお話しさせてください。
⑴画変わりで表現する青春の疾走感
この作品ではところどころ、カット変わりの際にあえて前の画に次の音を前倒す技法を利用しているシーンがあります。
それは序盤のボランティア部の後輩女子が占いの話をしているシーンなどで観られます。
大きい音で聞くからこそ、よりこの技法が際立って、にぎやかな校内や各学年・各グループのそれぞれの日常会話がよりリアリティのあるものに感じました。
あの高校生ならではのテンポ感のある日常感にすごくワクワクしました。
私の学校もこんな感じだったなあ!って
⑵作中で流れるアリア(ゴールドベルグ変奏曲より)の存在感
自宅で何度も視聴している作品なのに気づかなかったこと。
それはあるシーンの「恐怖感」です。
映画館で音楽と映像を見ると、なぜかその2つが切り離されたように感じました。
そうすると、今までは「過去に戻るぞー!」と楽しんで見ていたタイムリープのシーンがすごく恐ろしいものとして目に映ったんです。
落ちていく真琴。その間に通り過ぎる大昔の戦いの様子など。
アリアのテンポ感とその映像はなんだか良い意味で心地悪かったです。
多分それは、私たちが「タイムリープ」に無縁でだけれど、どこか楽しい音楽で包まれている違和感からきた感じ方なんだと思います。
それにしてもこの作品はなど観ても夏の描き方が素敵だなと思います。
夏は苦手ですが、アニメーションで見るとなぜか愛おしい季節に思えます。
今年もスタジオ地図作品と共に思い出に残る夏を過ごしたいですね。
ではでは!また明日です。
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