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ボクともぐらと 80_”私の話はもういいから、次は私の話を聞いてくれ!”

ボクともぐらさんは会社の同僚。もうしばらく一緒(9月からはもぐらさんが転職)。2人は偶然「ぼくモグラキツネ馬」という絵本が大好きで、やさしいひとになり、そうあり続け、やさしいリーダーになることが夢だった。コーヒーカウンターで偶然その話になり、「えぇ、そうなんですかぁー!同じです!」と意気投合。で、互いに学びを共有して一歩一歩、夢に近づこうね、ということで始まったnote綴り。

冒頭タイトルの「私の話はもういいから、次は私の話を聞いてくれ!」は、ま、ジョークですね。自分本位の、自分自分自分主義で、権力、名声、お金が大好きな、ポジションに固執する、自分が常に正解な、ありがちな?リーダーを揶揄しています。

今、読んでいる「ハート・オブ・ビジネス 「人とパーパス」を本気で大切にする新時代のリーダーシップ」(英治出版)という本にあった表現です。いそうですね、こういう人。ここまで分りやすくなくても。また、周りに気を使っている風だけど、本心はこういう人、いますね。

こういう人の周りには、イエスマンばかりが配置され、裸の王様になり、一時期は雑誌の表紙は飾ったりするが、最後は不正がばれ、収監される的な(カルロス・ゴーンみたいな)、とのことです。有名人に限らず、そこらへんの組織にもいます。ボクが属してきた会社にも普通にいました。

リーダーが(上記のような人はリーダーとは呼びたくないですが)お金儲けが、しかも自分のお金儲けが、会社が存在している目的にしたらダメですね。この本では最近流行ですが「パーパス」という言葉を使っています。「パーパスフル・リーダー」。別に英語で言わなくてもいいかな。日本語で「存在意義」。なぜ/何のために僕たちの会社は存在しているのか、ということ。とても、とても大事です。そこに共感するから仲間が集まるのですものね。自分が信じる、作り上げたい将来象だけど、自己中心ではなく、社員・社会に、より良く、前向きで、建設的な影響を与えられる「存在意義」。それを掲げるリーダーに惹かれます。

これは、まさに、ボクともぐらさんで目指す「やさしいリーダー」の姿です。存在意義・ビジョン・夢・想い、そして、それにつながる思考・行動指針を大切にするリーダー。

この本は続けます。リーダーはスーパーヒーローのような唯一無二の存在で、強さで、独力で、苦難を乗り越える存在では、”無い”、と。知性があり、戦略的、野心的、能力が傑出している無欠の天才的な存在でも、”無い”と。漫画や映画の世界にはいます。でも、現実には、こんな人、本当にいるの?ですよね。こんなリーダーは”本当らしく”ないし、仮にいてもとても距離を感じてしまい、うさんくさく、そこで仕事するに安心につながらない。不完全だけど素直で、つながりを重視するリーダーが求められている、とのこと

これ、ボクともぐらさんで目指す「やさしいリーダー」の姿です。ま、ある意味、かわいくて、おちゃめで、笑顔で、ってことですね。ついでに、やさしくて、仲間想いで、仲間とつながりたくて。でも、精神的な強さ・心の強さを持つリーダーです。もぐらさんがこんなです(ちなみに、もぐらさんは2割架空で、8割実在です。)

この本は更に続きます。「リーダーシップは生まれながらの才能」では”無い”、と。世界的に有名なゴールドマンサックスという投資銀行のCEOのスピーチの言葉が記されていて、「今日だろうか?今日こそ、私にはこの仕事に値する能力がないと世界が気づいてしまうのではないか」と毎日考え、悩むとのことです。おそらく一般論的には”かなりの成功者”だと思うのですが、そんなひとでもこう悩むらしいです。自分には生まれながらにそんな力は無いのに、って。

インポスター症候群と言うのですって。自分の能力や実績を信じられない状態とのことです。リーダーには生まれながらの素質が必要だ。でも自分はそうではなかったことを知っている。だから不安、になるようです。でも、そういう方がたくさんリーダーになっている、とのことです。ウィンストン・チャーチルの例も記載されていました。つまり、生まれながら、では無く、誰でも後天的になれる、ということです! ステキなやさしいリーダーに。

ボクももぐらさんも、自分に自信があるわけではないです。でも、やさしいリーダーを目指したいし、なれると信じています。ちょっとの自尊心を頼りに。自分は小さな存在だと分かっています。1人の小さな人間。だから仲間が必要。助けて欲しい。だから、自分の気持ちに素直で、飾らず、ひとかどの人間たろうと努力し(努力しているつもり・・・)、且つ、一生懸命に仲間を助けたいです。仲間に成長して欲しく、会社の成長と仲間の成長はトレードオフではなく、同時達成と思っています。

ということで、まだ読み途中ですが、大きな会社のCEOをされた方が作者さんです。この本の思考が、ボクともぐらさんの思考に似ていたから、うれしさのあまりnoteしてしまいました。こういうことの積み重ねで、自信になるのかもですね。あ、でも、自分が共感しそうなことが書いてそうなタイトルの本ばかりを読むから、バイアスだらけ、ですけどね。ま、自信は変な思い込みが生む、ということで、ま、良いのかしらね。

それに「暴力的リーダーが成功を生む」「先天的リーダーを英才教育。国を挙げて確保すべき」「やさしさが怠けを生む:負け犬思考」なんてタイトルの本、目に入らない、というか、読みたくないですもの。。。

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