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労務トラブル防止―自分と他人は違う

人材紹介業で、
医師のキャリア相談を受けておりますと、
転職を希望される方もいれば、ご自身のキャリアのゴールを
クリニック開業に置かれている先生もいらっしゃいます。

既にクリニック開業をしている先生方におかれましては、
開業してからの悩み・困りごと等もあるかと思います。

最近私どもに頂く相談の多くは、
“職員との距離感や関係”があります。

円満にいっているとき、問題は何もありません。

が、言葉足らずの物言いや、
自分の言葉が相手に伝わっていないとき、
相手が理解したと思っていたら、
その理解が違っていた等、
ちょっとずつ、ちょっとずつのズレが溜まってきたとき、
トラブルに発展する可能性もあります。

■     DEPOCの研修

私どもDEPOCは、
医療は人で成り立っていると考えております。

だからこそ、一緒に働いている職員が
心地よく働けるように、個人面談や、
クリニックの職員研修などを通して、
院長と職員の距離感、
関係性を見直す機会を設けることをしています。

DEPOCの研修のテーマは、
「自分と他人は違う」です。

あたりまえと思われた方も
いらっしゃるかと思います。

が、みなさん、案外、働いているとき、
この“あたりまえ”に気付けなくなっています。

医療の現場は、患者さん中心で進んでいきます。

その判断が、患者さんの生命を
脅かすこともあるかもしれません。

それ故に、常に緊張感をもって、
医師や看護師、医療従事者は働いています。

そんな緊張感のある現場にいれば、
自分の思った通りに行動をしてくれない人に対して、
声を荒げたりする方もいるかもしれません。

または、「察して動け!」的な
発言をする方がいたりします。

状況が状況だけに仕方がないよね?
と考える方がいたら、ごめんなさい、
考えなおされたほうがよろしいです。

言葉の受け取り手が、
どういう風に解釈するかによって、
あなたの言葉は、刃になるからです。

自分と他人は違う。

ここを今一度意識して頂くことから
私どもの研修ははじめていきます。

そして、DEPOCの研修は、
職員だけではなく、
医師にも参加して頂きます。

■     どんな研修なのか?

座学ではなく、
ワークショップ形式で対応しています。

グループごとに対応する場合もあれば、
ペアを次々変えて対応する場合等
医療機関の人数に応じて対応しています。

実際にどんなことをやるのか?
Points of You®というカードを使用して、
対応しています。

医療従事者の皆さんは、
患者さんからの傾聴は得意です。

が、自分のことを話すことを
苦手としている方が、
結構いらっしゃいます。

その点を考慮し、
まずは、カードを通じて、
自分の感じたこと思ったことを
お話して頂きます。

また、皆さんが安心した状況で、
自分の感じたこと思ったことを話して頂く為に、
研修に参加した皆さんに、ご協力いただくこともあります。

例えば、
・相手の話を遮らない
・相手の話のジャッジをしない

自分のことを話しながら、相手の話もきく。

忙しい業務の合間には、なかなかとれない時間を
研修を通して、職員全員で共有していきます。

そして、ワークショップをすることで
「自分と他人は違う」ことを
今一度確認していきます。

“違い”はどこで確認するのか?
カードを通してです。

同じカードをみても、
自分と他人の見方が一緒だとは限らない。

そんな見方もあるんだね、
そこに着目する?等

私の文章でお伝えするよりも、
実際にワークショップを体感して頂くのが
一番わかりやすいと思います(^-^)。

体感し、自分の中で腹落ちができたら、
自分のコミュニケーションを見直すことも可能です。

例えば、
同僚や職員にお願いしたいこと、
やって欲しいことがあった場合
・Aさんには、最初から最後まで丁寧に説明して理解を得た方が良い
・Bさんには、やって欲しいことだけを伝えれば対応してくれる等

以心伝心はありません。

相手が理解できる言葉で話すだけで、
仕事が円滑に進んでいきます。

■     個人面談も対応

仕事をしていく上で、
院長と職員、職員同士のコミニュケーションは
しっかりとられていると思います。

ただ、職員の中には、
内部の人には言いにくいけど、
外部の人には言いやすい。。。
そんな考えを持っている職員さんもいらっしゃいます。

外部の人間だからこそ、
中立的な対応が可能です。

個人面談を導入している医療機関さんでは、
管理医師と職員の橋渡し的な役割を担っております。

■     採用は慎重に。

労務トラブルは、
ちょっとしたボタンの掛け違いが、
おおごとになってしまう場合もあります。

労務トラブルを避ける為には、
日頃の職員とのやりとりも大事ですが、
やっかいな人を採用しないということも大切です。

私どもエージェントは、
結構な数の医療従事者とお目にかかっています。

履歴書や職歴書を拝見し、
そこから不穏な匂いを感じることもあれば、
面接時の受け答えで、
むむむ?と察知することもあります。

私どもDEPOCは採用面接に同席し、
自院にあう方かどうかの等の
アドバイスをさせて頂くことも可能です。

御自身のクリニックを守るため、
職員の採用面接は、
慎重になさった方が賢明です。

私どもDEPOCが目指すものは、
医療の未来が、変わる瞬間を共に。

医師の皆さんのお手伝いをしたいと考え、
様々な相談にのれる様努めております。

悩み・困りごとがありましたら、
DEPOC梅澤にお声かけ下さい。

以上


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業界あるある

医療系人材紹介エージェント。日々、医師や看護師さんとお目にかかり、思うことや、自分がお邪魔して、こちらに人材を紹介したいな~と思う、医療機関さんが募集している人材情報を掲載していきます。あとは、自分の趣味のダイビングのことも書いて参ります。医療系で海好きの人と繋がりたいです。