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ボルダリングで非日常の出会い

ボルダリングを初めて1年半ぐらいになる.ただそのうち半分は仕事や新型肺炎の影響で行けなかったりしたので,実働期間としては10ヶ月といったところだろうか.

ボルダリングをしていると不思議だなと思うことがある.その中の一つが初心者も熟練者も同じ環境でできるということである.

ランニングだったら早い人には置いていかれるし,野球とかサッカーとかはレベルが違いすぎるとボールにすら触れないということも起きうる.それじゃ楽しくないから,同じレベル同士楽しみましょうとなることが大半だと思う.

ボルダリングもレベル分けがないわけではない.壁に設置されている岩のうち,どれを使って登るかでレベル分けがされている.でもそれもレベルがごちゃ混ぜになっている.壁ごとにレベルが違うということはない.

だからだろうか.色んなレベルの人と自然発生的に会話が始まる.登ってて戸惑っていたらアドバイスを貰えたりする.アドバイスに関しては,岩の位置は変わらないから再現性もあり,アドバイスしやすいという要素もあるんじゃないかと思う.あとは力を多少なりと使うから,休み休みやるというのもある.

そんなボルダリングの性質のおかげで,人見知りな私でも,ロシアから来日したばかりの子や小学生とも普通に喋ったりしている.もちろんその子達からもコツを教えてもらうことがある.ただ会社と家の往復をしているだけだったら会うことはなかっただろう.

身体を動かしに来ただけのつもりだったのに.意外な副産物だった.

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