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「ガチンコ空耳アワー」について語ろう

これはガチンコ空耳アワーですね。

ずっと「くーるーきっとくるー」だと思っていました。疑ったことすらありません。

この手の「間違って覚えがちな歌詞」の代表格は、北島三郎「函館の女」でしょう(ちなみに読み方は「はこだてのひと」)。

もしかして「はーるばる来たぜ はーこだてー」だと勘違いしていませんか? 正しくは「はーるばる来たぜ はーこだてへー」です。

「ルパン三世のテーマ」の冒頭もよく話題になります。

「ルパン出たー」でも「ルパンルパーン」でもなく「ルパン・ザ・サード」が正解。中学生の頃、同級生にマニアがいて教えてくれました。他にも斬鉄剣はこんにゃくが斬れないとか次元は帽子を被らないと銃が命中しないとか、いろいろ聞かされた記憶があります(それらの真偽はいまだに確かめていません)。

そういえば小学生時代の友達が「ルパン三世パート1」のオープニングを好きで、よく「ルパンです~」と歌っていました。もちろんこちらの詞も「ルパン・ザ・サード」です。

いま動画で見ると正しくキャッチできます。でも昔は私もテレビの前に座って「ルパンです~」と口ずさんでいました。ホントに当時はそう聞こえたのです。音質の違い? あるいは「三世=ザ・サード」という英語の知識がなかったから、知っているそれらしい言葉に置き換えたのでしょうか。

最後は「あしたのジョー」のエンディングで流れた「力石徹のテーマ」。最初の「ゆーけー荒野を おいらーボクサー」の後半を「おいら僕さ」と誤解し「そりゃおいらは僕だけど」と腑に落ちない時期が長かったです。

町田康の芥川賞受賞作「きれぎれ」に「俺は僕は」という謎の一人称が出てきます。もし「力石徹のテーマ」が影響を与えていたら面白いなあと書いていて思いました。

ご存知の「ガチ空耳アワー」があったら、ぜひ教えてください。

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