見出し画像

「光栄の歴史シミュレーションゲーム」で学んだこと

子どもの頃、父にある本を渡されました。

タイトルは「漢楚軍談」。彼が小学生時代に読んでいたもので、のちに前漢の高祖となる劉邦とライバル項羽の戦いを描いた歴史小説です。時系列的には原泰久「キングダム」の数十年後でしょうか?

内容は司馬遼太郎「項羽と劉邦」の子ども向け版みたいな感じでした。劉邦=善、項羽=悪の構図がハッキリしていた記憶が残っています。なお書かれたのは「項羽と~」よりかなり前でした。

「三国志」に夢中だった私は当然ハマりました。

当時すでに光栄の歴史シミュレーションゲーム「信長の野望」や「三國志」が存在していました。父は子どもにファミコンを買ってくれなかったけど、自分用のパソコン(富士通のFM77AV)を持っていてそれらをプレイしていました。彼がいないときに私も遊んで「『漢楚軍談』もこういうのになればいいなあ」と考えたものです。

だから↑の記事を見てびっくりしました。なってるじゃん! スーパーファミコンやプレイステーションにも移植されている。

秋葉原で探そうかな? 入手できたら終盤の項羽でプレイします。「四面楚歌」の逆境を引っくり返してみたい。

「三國志」や「信長の野望」もたまにやりたくなります。ただ全国統一までの道のりがかなり長い。その点「水滸伝・天命の誓い」は数時間もあればクリアできるのでオススメです。

選ぶのはシナリオ4の李応。先の項羽と同じく、圧倒的に不利な状況からのスタートです(強大な敵に囲まれ、しかも部下はひとり)。でも仲間になってくれる人の力を適材適所で活かし、無理はしないけどアグレッシブな選択を積み上げ、相手の隙を突き、勝てる戦だけを仕掛ければちゃんと逆転できる。人生観みたいなものを形成するうえでいい影響をもらいました。

こういうゲームは遊ぶ年齢を選びません。頭の体操にもなります。歴史好きの方はぜひ。

この記事が参加している募集

ゲームで学んだこと

世界史がすき

作家として面白い本や文章を書くことでお返し致します。大切に使わせていただきます。感謝!!!