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「本の街・池袋」のアイコン

ここも営業終了ですか。

ロケーションは「ヨドバシカメラ マルチメディアAkiba」の7F。9日に閉店になった書店「有隣堂 ヨドバシAKIBA店」と同じフロアです。

CDやDVDをじっくり吟味し、本を買い、カフェでひと息。そんな心落ち着く休日を何度も過ごさせていただいた空間です。ありがとうございました。

「ヨドバシ」といえば西武池袋本店の低層階への出店に豊島区長が反対し、話題になっています。

様々な関連記事を見ましたが、いまのところ同百貨店の別館にある「三省堂書店・池袋本店」の処遇に触れているものはありません。議論するまでもなく残すという意味で受け取りたいけど、秋葉原のケースを見ると楽観視はできません。

区長の考えは「国際アート・カルチャー都市」「文化の街」としての池袋を守りたい、その象徴である西武百貨店本店のあり方を変えてほしくない、というもの。言わんとすることはわかります。しかし守るべき文化個々の中身に触れていない。「海外ブランドショップの撤退を招き、富裕層が離れる」と話していただけ。

池袋には「ジュンク堂書店」や「旭屋書店」があります。サンシャインでは「くまざわ書店」が健在だし、あずま通りの「新栄堂書店」にも長年のファンがいます。仮に三省堂書店がなくなっても「本の街」という個性が失われることはない。そういう見方もできます。

しかしそれを言うなら、西武本店がなくなっても西口に東武百貨店があります。東口の景色が変わるなら、西口でアートの街という面を強化すればいい。ただ区長はそうは考えていません。つまり「代わりなどない」ということ。

ならば書店に関しても同じスタンスで接してほしい。特に「三省堂書店・池袋本店」は「リブロ池袋本店」の立地を引き継いだ「本の街・池袋」のアイコンです。何らかの言及があってしかるべきではないでしょうか?


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