やはり、いちばん影響を受けたのはバタイユだろうか。
エロティシズムはもはや僕のバイブル的な存在であり、太陽肛門は落ち込んだときのおまじない的にすらなっていて、読むととにかく元気になれる。また、凄みのあるヒロシマの人々は色々なひとに読んで欲しい。
寄り添うという意味では、昨年9月17日から始めた、一日一篇須賀敦子。
須賀敦子全集、全8巻+別巻を一日一篇ずつ丁寧に読む日課──須賀敦子さんは、ご近所のおばあちゃまというか、おこがましいけれど、僕のいちばんの友人になってくれている。
須賀敦子さんを通して、ユルスナールを東方綺譚しか読んだことのなかった僕は、ハドリアヌス帝の回想英語版を読んだり、全く知らなかった詩人ブロツキーのエッセイ、Watermarkを読んだりした。
この2冊を読んだのは単身赴任先の蘇州でだったのもあり、忘れられない2冊となった。
また、まなざしの地獄で涙を滲ませたり、見田宗介さんの他著作物も読みたい。
昨年の2月末からもうすぐ一年。
紛争、戦争のみならず、貧困など困窮状態の子どもたちが少しでも温かな環境で健やかに成長できることを祈ってやまない。
それぞれの簡易的な感想まとめはInstagramのまとめにて。