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違和感しかない

こんにちは。ぼーんぐんです。

みなさんは電車に乗りますか。

お勤めの方は毎日同じ電車に乗り職場へと向かわれると思いますが、主婦の方や事業主の方は電車より車での移動の方が多いかもしれません。

私は満員電車に揺られ通勤する1人です。

電車は疲れますね。

特に朝の電車は大抵混みますから座席に座ることはできません。また空気も悪いのであまり快適とは言えません。

しかし情報の面ではいい事もあります。電車の車内吊りが新鮮なんです。

我が家では家庭に届く新聞の購読をやめて久しいので生活圏の情報に疎いんです。

以前であれば新聞の折込チラシで得ていた広告の類が入ってこないからです。

この不足した情報を補ってくれるのが車内吊りなんです。

「おっ、今年もあのお店で洋服のセールが始まったね」とか「もうお歳暮の時期か今年は何を贈ろうか」とか「今週末から百貨店で物産展やるんだね」など生活圏の情報が満載です。

最近の車内吊りを見ていますと「伊勢神宮参拝」案内が出始めました。

もうすぐ12月ですものね。

年末が近づくとこの手の広告が始まります。

特に関西はお寺が多い分だけ各地の神社仏閣からのお誘い広告を目にします。

大阪、京都、奈良、滋賀、三重、兵庫と有名どころからお参りに来ないかと呼びかけられます。

神社も文化財の維持費が大変なんです。だから年に一度のビックチャンスは見逃すことができません。

たくさんの参拝客で賑わってもらわないと困るから電鉄会社や旅行社と手を組んで、あの手この手の広告を打つんでしょう。

私は歴史好きな事もあり古い建物や神社仏閣からのお誘いは嫌いではありません。

"秘仏公開"などの文字を見るとむしろ好んでいく方です。

以前は関東で暮らす姪と"御朱印集め"で競った事もありますし、般若心経を唱えて"西国三十三箇所を巡る公認先達"のひとりでもあります。

たくさんの神社をお参りする中で、次元を超えたエネルギーを感じる場所も幾つも知っています。

その私からすると見逃せない車内吊り広告を見つけてしまいました。

先に掲載した伊勢神宮参拝の広告写真です。

みなさん何かおかしく感じませんか。

私は以前鳥居はもとより参道の中心は神様の通る道だと伺った事があります。参拝客は真ん中を避けて通るのが礼儀なのだと。

しかし改めて写真を見るとどうでしょうか。

伊勢神宮の関係者かと思われる方が和傘を手にして、ひとりど真ん中をゆうゆうと闊歩しています。

この人は神なのか?

この広告を打つということは、伊勢神宮公認で「どこでも歩いていいんだ」と感じてしまいます。

きっと「もう堅苦しいことは言いません。みなさんお好きな場所をお通りください」とした神社側からのメッセージに受け取ってしまいますよね。

神社の頂点に立つ伊勢神宮だけに違和感を感じてしまったんです。

これからの季節にテレビや情報誌で必ず眼にするのは神社の参拝方法です。

手水の清め方、拝礼の仕方、柏手の打ち方など。毎年出てくるこの手の基本の作法はスマートに行いたいものです。

でも一方では大切なのは形式よりも中身だとも思います。

毎年同じ家族や友人と参拝できること自体に感謝すべきなんでしょうね。

みなさんは如何お考えでしょうか。

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