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男性更年期障害 治療はキャバクラへ

 同級生や昔の仲間と会う機会が増える年末年始、50代を過ぎると話題は必然的に健康や病気の話になる。わが友は去年の夏に男性の更年期障害と診断されたという。その後の治療に関する方向性が私の発想と同じだった。私は更年期障害ではないが、予防や予兆を確認するために風俗店を訪れている。友は治療のためにキャバクラに通っているという。程度に差こそあれ男性ホルモンの分泌を促すのはやはり女性に対する男としての働きかけというわけだ。

泌尿器科を受診した友

 去年の8月、突然体が言うことを聞かなくなり思うように動けなくなった友。私と同じ年なので50代前半である。もともと体が丈夫な方ではなく精神的に臥せっていた時期もあったがここ数年は仕事も体調も順調だった。ただ去年は仕事で無理がたたったのか突然、異変はやってきたという。いろいろ考えた末に友が受診したのは泌尿器科。血液検査の結果、男性ホルモンの分泌量が治療レベルにあることが分かった。医師の診断はいわゆる男性の更年期障害。更年期障害には個人差があるということだが友の場合は50過ぎで体に支障をきたした。

治療は漢方とキャバクラ

 治療は漢方薬。みながそうなのかはわからないが友の場合は漢方薬で治療することになったという。重症の場合は点滴を打つという選択肢もあるが、友の場合はそこまでではなかったそうだ。治療から数カ月たつが現在は仕事にも復帰、体調も戻ってきたという。EDの症状はないようだが、医師からは男性ホルモンの分泌を促すために女性と話をするよう勧められたそうだ。そこで友が選んだのがキャバクラ。キャバクラで他愛もない話に興じているうちに症状が改善していったようだ。男性機能の確認のため風俗店を訪れている私にとってはとても納得感を得る話だった。

キャバクラと風俗店は福祉施設

 私は男性機能を確認するために定期的に風俗店にお世話になっている。男性機能は大丈夫か、硬さや持続力、放出量は十分か、2回戦できるかなどチェックしている。いろいろなとらえ方があろうが私にとっては福祉の範疇の問題なのだ。風俗店でキャストに男性機能を確認してもらう、今のところほかに選択肢がない。友にとってはそれがキャバクラだったというだけのことだ。

「まさに医療・福祉の問題だね」
「そうなんだよ、キャバクラで保険適用できないかな」

 そんな冗談のような会話だが、私にとって風俗店のキャストが福祉士の位置づけであると同じで友にとってキャバ嬢は福祉士の役割を果たしてくれる人なのだ。友にはいまパートナーはいないし私も妻とはもう何年も関係がない。私のとって更年期障害の予防は風俗店、そしてキャストの存在なくしては考えられない、少し大げさだがそう思っている。

2024年も風俗店へ

 年が明け今年も一つ年齢を重ねることになる。50代になって男性機能を確認したくなりおととしから去年にかけ7人のキャストにお世話になった。私の男性機能はいつまで持つのだろう。風俗店を定期的に訪れるうちに健康や体調に気を配るようになった。健康、体型、充実感、できることならずっと自信を保っていたい。年齢に対する漠然とした不安と自分への淡い期待を胸に今年も風俗店のお世話になる、そんな前向きな気分になった新年の始まりである。



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