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バックパッカー経験は教職で役に立つのか・授業編

2話
バックパッカーの経験はもちろん授業では大いに役立つ・・・教科によっては・・・そのはず・・・

そもそもバックパッカーで得た経験を授業に落とし込むことは比較的簡単で容易く想像出来ると思う。例えば最近流行りのICTなんかでは現地の画像や映像、音なんかも資料として使用可能である。ただしこの使い方は教科による。当然、地理や歴史では大いに役立つ。

しかし、現地の画像や映像なんて、プロが撮っている以上のものは素人が撮れるわけがない。そんな資料は昨今ネットを漁れば死ぬほど出てくる。ここで大事になってくるのは現地で味わった様々な経験である。

例えば、社会で身につけさせなければならない「民主主義」の概念を、普段当たり前にその中で生きている自分達にとっては、民主主義そのものを捉えづらい。そんな中、民主主義国家でない国を旅した経験から、そうでない国との比較を実際の事例から雑学的に話をするだけで、民主主義を捉えやすくなる。

また、「基本的人権」や「表現の自由」など、普段の生活で私たちはその概念の中で生きていることが当たり前すぎてなかなか実感として湧かない。そうしたことをそうでない国との実際に自分が体験した経験を通じて比較する話をするだけで、生徒にとってはかなり僕然としたこの概念も捉えやすくなる。

さらに、これらは経済面でも同じで、ロジスティックが上手く機能していない国やインフラ整備、現地の物価や公衆衛生など日本との比較の話をするだけでいい。法においてはこれほどわかりやすいものはない。また逆に、日本よりもIT環境が進んでいる国や、教育環境、少子化対策、労働環境などがはるかに良い国だってある。生徒たちにとってある国では大学費用無料なんて初めて聞いたなんてこともよくある事で、大概驚きを持って受け止めてくれる生徒が多い。

対面授業を中心とする全日制の学校であれば、やはり授業内での雑談というのは生徒を喜ばせる。大事なのは授業に一見関係なさそうな話を授業の本筋につなげていくこと、または本筋の内容に「そういえば昔〇〇っていう国を旅行してたんだけどね・・・現地ではこんなことがあって、これって日本では考えられないよね、じゃあなんでこんなに日本と違うと思う?」なんて発問も立てられる。このような様々なやり口で授業ではバックパッカー経験を入れ込んでいく事で生徒にとってイメージしにくい概念などが型作られていく。

しかしながらこれだけは僕自身が気をつけていることがある。それは決して比較はするが卑下はしないこと。どちらが優れているかではなく「なぜ違うのか」であり、その「なぜ」の原因を考えさせることに向けさせることである。

つらつらと思いつくままに書いたが、答えとしてバックパッカーの経験は授業ではものすごく役に立つということで( ´Д`)y━・~~

次回、バックパッカー経験は教職で役に立つのか・キャリア編・時間が出来次第執筆予定( ´Д`)y━・~~

読んでくれた人へ
 今後、定期的にシルクロード横断日記や行きたいけど行けないという悶々とした気持ちで書いた、脳内妄想旅行の計画などをアップする予定です。お暇なときにでも、そちらも読んでやってください。ありがとうございました。スキをしてくれると僕のテンションが上がります。ファローしてくれたらうれション状態です。よろしくお願いします。人生の無駄遣い万歳^_^
HPやってます。いろいろな旅行関連記事を書いているのでよかったら寄ってみてください(^^)


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