ずいぶん前ですが
トライアスロンに
出場したときの話です。

体験談って読むの好きだから、
書いてみようと思って。

子どもの頃、
ザ・運動音痴だったんですよね。
眼鏡の優等生の本の虫。

スポーツの習い事経験は一切なし。
かけっこではビリか後ろから2番目。
逆上がりは奇跡的に
1回だけできたことがある(自慢)
ドッジボールは
すぐに当てられ戦線離脱。
逆立ちはもちろんできないし
側転すらできた試しもない。

書いてて寂しくなってきた。
まあ、とにかく、
スポーツなんて私には関わりない
ものと思っていたのです。

それが、
短い距離の大会とはいえ
トライアスロンに出るようになるとは。

人生なにが起こるかわかりませんね。

運動するきっかけは読書だった

もう、どんな本だったかは
覚えていません。

主人公の女性が、
ホテルのプールで泳ぐシーンが
すごく美しくて良かったんですよね。

静かな水面が
泳いで波立っていくシーン。
美しいプールと
すいすいと泳ぐ女性。

学校とか公営のプールしか
知らない私には、
ホテルのプールは憧れとなりました。

いつか、ホテルのプールで泳ぐんだ！
そのためには25メートルを
泳げるようにならなくては。

大学で、水泳サークルがあったんです。
美容と健康のために週1回
プールで泳ぎませんか？的な。

これだぁ！と入りました。

水泳経験者が
親切にも教えてくれたし
クロールの泳ぎ方なる書籍を
じっくり読み込めば、
案外泳げるようになるものです。

最終的には、
3000メートル泳ぐくらいになりました。
(バタフライは泳げません)

水泳で人生変わる

ざっくりと

• 肩こり治った

• スタイル良くなった

• 喘息治った

• 肌荒れしなくなった

• 疲れなくなった

• メンタル安定した

• 彼氏ができた(泳ぎ仲間)

• 結婚できた(泳ぎ仲間)

ええ〜、まるで
この壷買ったら幸せになります的な！
こんな壷あったら丸儲け。
すごいゾ、水泳の効果。

結婚式で利用したホテルから
記念日宿泊プレゼントをいただいたんです。

そう、ホテルプールは
そこで初めて経験しました。
夢が叶った！

トライアスロン

夫がトライアスロンをやり始めて
応援しているうちに
海で泳ぐのってどんな感じなんかな？
って好奇心で始めました。

はじめはごく短い距離の大会に出て、
あとはショートの大会。

ショートコースの大会は
オリンピックディスタンスともいいます。

スイム1.5キロ
バイク40キロ
ラン10キロ

海でクロール

まずスイムから。
ウェットスーツ着てるけど少し肌寒い。
肌寒いからか緊張のためか
震える。
周りの静かな高揚感が伝わる。

スタート！
ヘッダー画像のように
海に向かって走り始めます。
無我夢中でさっきの肌寒さはもうわからない。


クロールで泳ぎ続ける。
海の深いところは底は暗く、
自分の手しか見えなくなる。

予想以上に
うねりに体を持っていかれる。
まっすぐ泳げてるかわからない。
顔を上げて確認する。

周りは海。
泳ぐ人と救助の船。
根源的な恐怖感。
怖い。

たまにスイムで
棄権するひとが出る。
その気持ちわかる。

自分に言い聞かせる。
海は浮力あるし、
ウェットスーツも着てるから簡単に浮く。
どうしようもなくなったら
仰向けに浮かべば休める、大丈夫。

恐怖心を押さえ込みながら、
海でクロールを泳ぐ体験について
思いを馳せる。
気持ちいい。

バイクの部　坂について

泳いだあとは
ウェットスーツを脱いで、
ロードバイクに乗る。

思った以上の高低差があるコース。
蝉がうるさく鳴いている。
景色見ている余裕ない。
木だ、木がいっぱいだった。

下っていく。
折り返しで登ってくる人の表情が苦しそう。
下りが急すぎて、
ブレーキかけないと怖い。
ええ〜、この坂今度は登るのか…。
まだ下るの？長い。

ジェットコースターの
登っているときの気持ちにちょっと似てる。
もうすぐしんどいことがあるのわかってる。

やっと折り返し。
登る。
ギアを一番軽くしても、
立ち漕ぎでないと進まない。
しんどい。休めない。
あの距離ずっと立ち漕ぎなの！？
でも、降りて歩いたら
制限時間に間に合わないかも。
もう、無心になってはぁはぁいいながら
立ち漕ぎする。
必ず終わりはある。

坂を登り切ったあとのバイクのコースは
覚えてない。

ランの部　水かけの気持ちよさについて

知らぬ間にバイクコースが終わっていた。
あとは10キロ走るだけ。

走るだけと言っても、
暑い夏。

海水にまみれたまま
バイクで汗かいて
もう全身ドロドロ。
塩が白く付いている。

もう、やけくそで
とにかく走る。
暑い。
途中の給水所、
薄い冷たいスポーツドリンクが
めちゃくちゃ美味しい。

途中でシャワーのように
水をかけてくれる。
ああ、気持ちいい。
水が蒸発するとき涼しい。
それは気化熱。
とりとめなく思考が過ぎ去る。
応援が嬉しい。

真夏に、
汗でドロドロになりながら
水をかけてもらいながら
走ることなんてあるだろうか。

生きてる。
そんな感じ。

ゴール。そして年配の方が出場していたことについて。

なんとかゴール。
この達成感！

ところで、
70代の方も参加されていました。
すごくないですか！！？

それ見て思ったんです。
70代で出場して完走できたら、
年代別で入賞することも
あり得るんじゃない？

わぁ〜、人生の目標ができたかも。
そんなふうに思いました。

今は5キロも走れないですけどね…。
あと20年を見据えて、
そろそろ体を鍛え始めようかな。
筋トレだけじゃなくて
有酸素運動も。

そんな体験談でした。
とりあえずジムがんばろう！

読んでいただきありがとうございました。

良い1日を。

おまけ
楽に長く泳ぐ泳法の本
トライアスロン雑誌の広告見て
習いに行きました

50キロマラソンの体験談

固定記事