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広告デザインを考える ④ [人目を引く広告デザインとは?]

今日のお話もデザインの制作を担う、あるいはそのポジションを狙う方々向けのお話です。シリーズ4章目となり、前回は「デザインは自由か?」というテーマで語りました。しばらく間が空いたので、以下にリンクを貼っておきます。


今日は人目を引く広告デザインには何があるのか、
綴っていきたいと思います。
私は以下の5つが中心だと考えてます。

・情報のわかりやすさ

ニーズに応えるデザイン

・展開メディアとの相性の良さ

・アート性と抽象性

・レトリック


では順に解説していきます。



情報のわかりやすさ


この情報とは前回お伝えしている、主に写真、絵/イラスト、図形、文字、スペースです。
これらの要素を組み合わせて、伝えたい情報をより伝わりやすくする必要があります。これには、情報の整理をしないといけません。情報にも伝えたい優先順位というものがあり、それを理解して制作しないと伝達効率の悪いものが生まれます。ただこれに置いて、一つ重要なことがあります。では、


情報はわかりやすければいいか?


答えは完全な「NO」です。


なぜかというと、これにブランディングの問題が絡むからです。
伝えたい情報が伝わることが大前提ではありながら、矛盾するのですが。
この情報のわかりやすさに関しては長くなりそうなので、今度別枠でしっかり語ります。


ニーズに応えるデザイン

広告の発注者側には何かの意図が必ずあります。制作側はそれをどのくらいの深く汲み取れるかで、発注者へ与える満足度も変わることなります。
クライアントとできる限り同じ目線でものを考えられることが、より良い広告表現につながります。
これは非常に面白いテーマでもあるので、今度、上記の「情報のわかりやすさ」も含めて、別枠でしっかり書いてみようと思います。今日は簡潔に終わらせます。


展開メディアとの相性の良さ


展開メディアは何かということからお伝えしていきますと、現状の日本では以下のものが主なものになります。

・ポスター
・コルトン
・SNS広告
・リスティング広告
・雑誌広告
・交通広告
・サイネージ
・TV CM
・新聞広告
・ノベルティ
・アドトラック
・ラジオ
・ネイティブ広告
・店頭広告POP
・DM
・チラシ
・イベント
・メールマガジン

etc..

あげだしたらキリがないですね。
では、この中でそれぞれの「媒体間で異なるもの」は何かを以下に列挙していきます。

一般視点で言うと以下です。


・サイズ

・広告掲載場所


・形態



以上を踏まえて、広告制作側では以下の内容も気にしないといけません。


・広告の届き方

・広告の見られ方

・広告の掲載時期


・広告を見てもらいたいターゲット


・媒体に応じた適切なデータ制作の方法



では、「相性のよさ」とは何でしょうか。
これは端的に言うと、広告表現内容が、媒体サイズや広告設置箇所、そして掲載時期の歯車がうまく噛み合って、届けたいターゲット層に「記憶」してもらい安いかどうかです。

大前提として、
広告はどんなに綺麗で斬新なクリエイティブ表現を行っても、届け方を間違えてると情報としては価値を成しません。
一方で、
クリエイティブ表現がずさんで合っても、届け方を間違わなければ情報としの価値は十分にあります。
※ただこれは不特定多数に情報を拡散すればいいということではありません。ここでブランディングとしての「認知のされ方」の問題が絡んできます。


では、今度は上記の「媒体間で共通するもの」は何でしょうか。

次回に続きます。


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