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頭の良さとは、レゴを組み立てることである。

 私が頭が良いと感じる人の特徴とは、レゴを上手く組み立てることが出来る人である。この場合のレゴとは知識のことであって建築関係の能力ではない。確かに、建築関係の方の能力はアートセンスと論理的な構造を設計する能力と非凡なものであると思っているが、今回の投稿では別の頭の良さを紹介している。
 レゴを組み立てるとるとはどういうことなのか。一回、レゴを知識と考えてほしい。知識を上手く組み立てることが出来ることは、現代の日本に必要なものである。現代の日本の学校教育、いわゆる私たちの人格が作られる期間では知識をどれだけ持っているか。レゴをたくさん持っている人が評価されてきた。パズルでも表現できると思うが、どれだけ多くのレゴと、たくさんの種類を持っている人が素晴らしいとされてきた。しかし、私の考える頭の良さとは、レゴを上手く組み立てることに焦点を当てるべきではないのか。
 現代の頭の良さとは、論理的思考とも定義することが出来るだろう。結論を頂点に根拠を筋道を立てて構築できることを論理的思考と考えている。レゴで例えると、持っているレゴを作りたいものを想像して、設計図を考え、実際に組み立てていくことと表現できる。
 私の周りの社会的地位もあり、実際にあって話を聞く人達も論理的思考は非常に大切だと仰っている。私も強く同感する。しかし、これほどまでに論理的思考は大切だと世間一般の大人たちが言っているのに、学校では全く扱わないのか。実際に学校で教育してくれたら楽だったのにと考えたりもする。

 しかし、とある日のTVを見ているときに求めていた答えが返ってきた。
「数学」である。論理的思考を鍛えてくれていた存在は数学だった。
自分が持っているモノ(知っている公式)を、適切な筋道を立てて考えていく(正しい計算)。これこそが、学生時代に論理的思考を鍛えていた授業なのである。
 1+1=2
この数式は論理が通っている。1に1を足すと2。

 私たちは、意識しないうちに社会で重要とされる能力を、名前が変わった数学で学んでいた。

 ただし、ここで勘違いしないでほしいことがある。知識の量も非常に大切だということだ。
 どんなに優秀な建築士を雇って、世界で一番高い建物や豪華な建物を建てようと思っても、材料がなければそれは実現不可能なのだ。
 優秀なビジネスマンはたくさんの本を読むと聞いてきたと思う。
そして、親からも本を読めと口うるさく言われてきたはずだ。この本を読むという作業は、自分に必要なレゴを集める作業でもある。学校で学ぶ知識は、受験の時に使うものであって、自分の人生では必要が全くないものが多い。徳川幕府の3代目将軍なんて、自分の人生には全く必要がないと言えるだろう。教科書なんて読んだらすぐにメルカリにでも出せばいい。
 
 話が大きく逸れてしまったが、私が今回の記事で言いたいのは、頭の良さとは知識を正しく使って、正しい結論を導き出すこと

レゴコレクターになってはいけない。
レゴを買ったら、ちゃんと組み立てよう。

間違ってもいいから、まず組み立てる。そうしないと、一生、何かを組み立てることはできない。


 

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