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No.7「脳で何が起きてる?」から始まる読書/【空気を読む脳】(著 中野信子)

『1ヶ月 毎日 本を読む』ルール


7日目はほんまでっかTVなどに出演されている脳科学者 中野信子さんの【空気を読む脳】という本を読みました。ルール確認!


【ルール】
・手に取ったら、まずなんで取りたいと思ったのか、読みたいと思ったのか自分の心を深掘りして記す
・丁寧というよりはザッと読む
・要約と感想を書く
(ダラダラ書かない為に20分制限を設ける)


です!

手に取った理由

「不安ややる気を自分なりにコントロールしたいな」「良くも悪くも言霊の様に言葉通りの結果に誘導されてしまうのは何でだろう」「脳科学的に私をコントロールできないかな」という思考から読書スタート。
不安になりやすい理由を知ること』『自分を奮い立たせる方法を知ること』を目的に読んでいきたいと思います。

要約してみる

なぜ職場や学校、家庭など様々な場面で日本人は「空気を読む」のか?脳科学を通して日本人の特性や強みを読み解く。「サッカーで日本人が称えた負け方」「不倫バッシングは何故やまない?」「脳から見たやる気にさせる言葉」「褒める教育が失敗を隠す温床に」など、様々な現象の背景には脳の影響があるという。日本人の日常で見られる行動の元にある脳の特性を理解することで、息苦しさを突き破れる一助となる。

読んでみての感想

私自身もどこか気持ち悪いなと思っていた「何でそんな関係ない人をそこまでバッシングするのか」「何で全然面白くもないのに仲間を作って一緒に楽しまなかったら異端として一気にいじめの対象にしてしまうのか」「あんなエリートの人が失敗を隠してもっと大きな問題にするのか」という思いが少し晴れる一冊です。

また、人をやる気にさせるには報酬が大きい方がいいのか?という部分も非常に分かりやすい実験のお話があり読み応えがありました。実験結果についても、『こういう結果だからこちらが良い悪い』という様な書かれ方はしないので自分自身で考えなければと思う内容でした。
 
そして一番残っているお話は、第3章「褒める」は危険〜日本人の才能を伸ばす方法とは?に出てきた実験の話です。

褒めて育てるという本が多く刊行されているが、この実験を見た後には絶対にまるまる鵜呑みにはできないなと思いました。実験は、テストを受けたて80点をとった子に対して、
A「本当に頭がいいね」というグループ 
B「努力の甲斐があったね」というグループ
C何も言わないグループ
と分けて、その後に少し難しい問題簡単に解ける問題を提示し取り組んで貰った結果、難しい問題を選ばず簡単な問題を選択した割合がAは65%に対し、Bは10%しか簡単な問題を選ばなかったといいます。(ちなみにCは45%でした。)
頭がいいなと褒められた子たちが何故その様な選択をしたのか?それは
「自分は頑張らなくてもよくできるはずだ」と思い努力をしなくなる
→「ほんとは頭がいいわけではないが、周囲には頭がいいと思わせなければ」と思う
→頭がいいという評価を得られるメリットを維持するために嘘をつくことに抵抗がなくなる、挑戦しなくなる

という脳内変換ができていってしまうようです。これは子供に関わらず、大人になってからも続くと失敗を隠す温床になってしまうので、本当に自分の中でもしっかり付き合いたい問題ですね。

まとめ

私は実験でいうところ放置のCタイプだったので、頭良いを装わなくて良かったのは幸いでした。自分自身で難しい問題を解くためにうんうん悩んで挑戦していく。このプロセスを評価する言葉を自分へだけでなく周りにもかけられる大人になりたいと思います。

昨日もでしたが、今日も少しサボっちゃえ星人がやってきました。なんとか取り組めたもののちょっと間に合わないかまたヒヤヒヤしました。

そんな中ちょっと思ったのですが、時間が有り余る時こそ時間がなくなるなと。逆に忙しい日常の方が確実に時間を創出してその時間に集中して何かに取り組める!と思いました。ちなみに今日は十数年前のミンサガ のリマスター版をやりこんでてあっという間に時間が溶けました…。楽しかったのですが、やはり勿体無いことしてしまった感も否めません。もっと有意義に休みの日を使えたのでは…?(ハッ!こういうのが自分に厳しすぎるんだった!)今日もサボろう君がきましたが、初心を見返し、しっかり取り組めたことに賞賛を送りお休みしたいと思います!あと7日連続更新できたのも嬉しいです。

本日もお付き合い頂きありがとうございました。


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