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今日は会社を休んで、息子と二人でキングスマンを見た記念日

今朝も病院で咳止めの薬だけもらって、会社に行くつもりだったけど、先生から

「かなり疲労が溜まっていて体が治りにくい状態になってるから、ちゃんと休んで一度リセットした方がいいですよ」

というアドバイスをいただいたので、今日は思い切って丸一日仕事を休むことに決めた。

というわけで、早速、会社にメールして、薬局で薬を受け取り、コンビニで息子のお昼用に彼の好きな冷凍ラーメンを買って、ついでに週刊文春まで買ってしまって(どうしてもあのMさんのことが気になって)、家に帰って、あとはひたすら自分の布団で惰眠を貪る気満々だった僕だけど、珍しく息子(絶賛不登校中)がアマプラで映画を観ようとしていて、それを手伝っていたら、結局、彼に付き合って映画(二本立て)を見る羽目になってしまった。

でも、まあ、しょうがない。

だって、寄りにもよってあの僕の大好きな

「キングスマン」

が観たいっていうんだもん。

というわけで、布団に入る代わりに息子とふたりリビングのソファに横並びに座ってキングスマンを観ていたら、ほぼ同じタイミングで

爆笑して、

ハラハラして、

ウギャー!と絶叫して、

時々ちょっとウルッと来て、

そして、最後には二人で

「めちゃくちゃカッコよかったね〜」

と顔を見合わせて微笑む

という、

安静にできたかどうかは謎だけれど、気分的にはかなりスカッと出来たのでストレス発散としてはおそらく非常に有効なエンタメ体験だったように思う。

そして、実はそれだけじゃなく、今回も「これきっと何かの伏線だよね」「ああ、この後、たぶんこーゆー展開になるよね」とほとんどエスパー並みの勘の良さを発揮する我が子の姿に唸りながら、一方で、

「マティーニって何?」

ってちゃんと10歳の子供らしい素朴な質問をしてくれる彼のギャップにも内心、胸をキュンキュンさせていたしね。

けど、僕にとっては何よりも、この映画には僕が小さい頃に憧れていたあの007を始めとするスパイ映画と同じエッセンス、つまり、

英国風のシニカルでウィットに富んだユーモア

ビシッとしたスーツ姿のダンディなおじさま

面白い仕掛けが盛り込まれた備品や乗り物

マンガみたいに荒唐無稽で個性的な敵役たち

がたくさん登場してきて、それらにまさにかつての僕と同じ様に、キラキラと目を輝かしている息子の姿を見ることができたのが、

何気に一番の収穫だったかもしれない。

だから、僕と同じ趣味の親にはぜひ子供と一緒に観てほしい作品だけど、アクションシーンで気持ちいいくらいえげつないくらい人がたくさん死んじゃうのと、一作目、二作目ともに絶対に子供が見ちゃダメなえっちなシーンがそれぞれ1箇所ずつあるから、うちと違って山崎邦正、いや月亭方正、いや品行方正なご家庭の方にはあまりお勧めできないかもしれません(笑)

まあ、それはともかく、せっかく会社を休んだのにも関わらずあまり安静には出来なかったかもしれないけど、この後、夜には、僕の疲労回復の秘策として実はお昼にこっそり買っていた

スペシャリティコーヒーを

家族3人で堪能することも出来たし、本当に昨日まで蓄積されていた疲れが嘘みたいに、翌日の朝、すなわち、今は、本当にすっかり身体が軽く感じられていて、その勢いに乗じて

久しぶりにハリーツイードのジャケットに袖を通そうかな、なんて思っている自分がいる。

あと、雨でもないのに、ステッキがわりに傘を持ったりなんかしてね。

うん、まさに、あのハリー・ハートみたいにね。

そんなわけで、どうやら映画を観た後についつい登場人物に成り切ってしまう悪い癖もあの頃と変わらず健在のようだ。

そして、そんな単細胞な自分のことが困ったことに嫌いじゃないんだよな(苦笑)

P.S
そして、やっぱり僕がいつか行きたいのは、フジロックじゃなくて、こっちなんだよなあ。

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