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風邪の時のアーユルヴェーダ的対処法

風邪をひきました。と言ってもずっと風邪で寝込んでいたというわけでもなく、早く健康になるためになるべく活動を減らしていました。言い換えると怠けていたとも言えますwwww

1.風邪のひき始め


この数週間消化力が低下しているのを感じていました。感じていましたが、食事はいつも通り。これが良くなかったです。ますます消化力の低下を感じる羽目に。消化力が低下すると免疫力が低下します。

消化がバランス良く十分に働いているときは、体を養いますが、消化力が低下すると未消化物(アーマ)が生まれます。このアーマは体内で毒として働き、免疫を低下させます。

逆に消化の最終生産物はオージャスと呼ばれる物質です。これを十分持っている人は、外側から見てもわかります。顔色がよく、イキイキしており、良い免疫を持ち、喜びがあります。私の印象では目がキラキラしており、全体が光り輝いている感じです。

そんなわけで、私はアーマが増して、オージャスが減ってしまったために、風邪をひきました。

風邪のひきかけに葛根湯を飲んで1、2日後には特に何もなく元通り、を2回ほど繰り返した後、葛根湯を飲んでも、梅干し+番茶を飲んでも、ビタミンCをとってもダメで、そのまま通常の風邪の症状へと進みました。頭痛、鼻水、喉の痛み、微熱、下痢、咳などフルコースを体験です。

アーユルヴェーダで風邪のひきはじめに大切なことは、五感を休ませ、空腹でいることです。

そのため最初の2日間はお昼のみ軽くお粥と豆のスープをとって、あとは水分補給のみにしました。そもそも食欲もないですし。

また、寝込むほどひどくないのですが、なるべく寝ていました。というのも起きているとパソコン触ったり、家事やったり余計なことしてしまうから。五感を休ませられるのは寝ることだけ。

2.消化力を上げる


三日目ごろからは、消化力を上げていくことに重きを置きました。消化力が下がったままだと免疫が上がらず、例え風邪が治ったとしてもまた風邪をひくから。

白湯(10分−15分沸騰させたもの)を日中飲む。生姜をレモンと塩につけたものを食事前に取る、食欲があっても食べすぎないように気をつける、夜はお粥を軽くとるなど。

また、作りたてのものをとる。レトルト、缶詰などを避けるのも重要。
最近、缶詰料理、レトルトカレー、作り置きおかず、重い夕食などを取っていたことを白状します。これらが消化を悪くする原因でした。

だんだん回復して、ほぼ正常に戻ったのですが、消化はまだ不安定なので、消化の良いものを取っています。

咳はまだ時々出ます。何か体にある悪いものを出しているんだろうなという感じ。うがいはぬるま湯に少々の塩とターメリックを加えて行います。

3.風邪の効果


風邪をひいてよかったことは、食事を見直したことです。人って痛い目に遭わないと改めませんね。

自宅から徒歩20分のところに畑を借りています。結構遠いので、畑仕事をして帰ってくるとクタクタになっていました。ところが畑仕事から帰っても疲れを感じなくなりました。風邪をひくことでアーマパーチャナ(未消化物のデトックス)ができたみたい。

以前アーユルヴェーダの診断でバーブを飲むために3週間食事制限したことがありました。この時の3週間がとても長く感じ、パンやケーキの雑誌を毎日見て心を紛らわせていましたww

でもこの3週間が終わるころには体が軽く、(食事少なめなのに)スポーツをしても疲れないし、肌もすべすべになるし、いいことしかなかったです。とにかく体の軽さに一番びっくりしました。

今回改めて、アマパーチャナ(未消化物のデトックス)は神!と体験しました。消化が伴なわない食事は体の中にアーマをためるだけで、ちっとも栄養補給になってないと実感です。

4.アマパーチャナ(未消化物のデトックス)の勧め


やってみたい人は、
1休むことを第一にする。(ヴァータという動きの質が乱れていると食事制限は難しい)できればTMをお勧め!
2昼をメインにして夕食は消化の良いものに。
3食事は出来立てで温かいものを。冷たいものは避ける。

*完璧を目指さないで気楽にやってください💓
アーユルヴェーダは楽しいものです。やって幸せになるのですからその途中も苦労して、歯を食いしばってやるものではありません。

注意:白湯とレモン漬けの生姜が合わない人もいます。ピッタ体質の人は、胃が痛くなったり、ピッタが上がってイライラすることがあります。そんな時はすぐやめましょう。

お休みの日にゆっくり休んで、手作りの食事をとるだけでもやってみるのはいかがでしょう。


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