歴史を学ぶ学部生

歴史を学ぶ学部生です。 主に、歴史・政治・文化に関して書きたいと思います。 近現代日本…

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歴史を学ぶ学部生です。 主に、歴史・政治・文化に関して書きたいと思います。 近現代日本史、冷戦史、現代英国史、ナショナリズム、民族、文明観、文化、共産主義、かなり広い範囲に興味関心があります。

最近の記事

『歴史戦と思想戦ー歴史問題の読み解き方』を読んでみて【2】

「自虐史観」「侵略ではなく解放だった」と主張する出版物が多くなってきた実感はありますか? 著者は最近これらの本が増えたと指摘しますが、著書内に出てきた百田尚樹さんの著書を私は昨年読んだばかりなのでびっくりしました。 確かに山崎雅弘さんのご指摘は正しかった。 改めて本を読み直し、感じた次第です。 「事実と論理」の2つの角度から検証する。 この本では一貫して、実例の検証を繰り返します。 歴史好きにはたまらない内容で、かつ批判が実践的で内容も濃い。 歴史学科の低学年向け教材にして

    • 『歴史戦と思想戦ー歴史問題の読み解き方』(山崎雅弘、集英社、2019)を読んでみて【1】

      今回は、本を読んだ感想を書きたいと思います。 前回、初めてのnoteへの投稿でしたが、僕のたいした文章でもない投稿に、思ったより多くの方から♡をいただきまして、シンプルに嬉しいです。 あんまり物事を続けられない自分でもなんとかnoteは継続できそうです。 『歴史戦と思想戦ー歴史問題の読み解き方』という本ですが、これまでの自分にはなかった視点を提供してくれました。 著者の山崎雅弘さんはほんとうに凄い方ですね。 別著の『第2次世界大戦の発火点』の方も読ませていただきましたが、各

      • (1)初めて書きます

        不特定多数の人向けに初めて文章を書きます。一体何人の人が見てくれるか分からないけど、緊張しますね。 僕は、大学で歴史を学んでいます。歴史といっても幅が広いですが、日本史、世界史含めてこれまで学問として修めてきました。研究者としては研究者の卵にもなれないレベルですが。 歴史を学ぶということは私たちのアイデンティティを見つけることだと思います。日本とは何か。私たちは何者か。その答えが歴史にあると思います。日本史はそれを直接的に、世界史はそれを日本との比較を通して教えてくれます

      『歴史戦と思想戦ー歴史問題の読み解き方』を読んでみて【2】