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余すこと無く愛を

かつての私は傍にある目に見えない愛を沢山取りこぼしていることに気づかず、「もっともっと」とずっと愛に飢えていた
今は自分というものを取り戻して、自分の心地良さを追求し続けた結果、愛は私の傍にずっとあって、私が私として生きれているのは紛れもなくその愛のおかげだったと気づけた

かつての欠乏感が嘘のように、今は沢山の人の沢山の種類の愛に満たされて生きている、そう胸を張って言えるようになった
沢山の人の愛に気づける審美眼は、今の私にとって大きな宝物になった

だからもう、私、愛を求めない
既に沢山の愛に囲まれてるから、私はその愛の力で私からの愛を贈りたいんだ

誰かが私に対して贈ってくれる全ての言動をただの"愛"と名付けてから、愛の名前を付ける苦しみから解放された
恋愛、友愛、偽愛、純愛、博愛、きっとこんな名前を付けることが愚かなくらい数え切れないほどの愛があって然るべきだと思う

自分という小さな世界で培った偏見に塗れた視点で誰かの愛を名付けていたら、気づかず零れ落ちていくものが多すぎる気がする、私はどこまでも貪欲なんだよな

だから私は愛と感覚で生きている、あなたがくれる愛を余すこと無く拾い続けるために

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