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TOKYO-NIHONオリンピック との俗称追加までノリツッコミしてしまえば良い

15年前だろうか、妹家族の引っ越しがあった。
その次男坊が幼稚園の友達を集めたホームパーティでお別れの色紙をもらう。

見返りを求めない男になれ! と幼稚園児のお別れ色紙に記したママ友さん。

また あおうね、ずっとともだち、あそびにいくよ とか 色々描いてあったのだろう。

達筆なわけでもない紫のカラーマジック で左上に漢字混じりの極太大人文字。


見返りを求めない男になれ!

( ほー、すごいこと描くのねぇ )
自分も座右のひとつ はこれだ

当時まだウルトラマンと仮面ライダーの子孫にガッツリな次男坊。
妹夫婦も他で忙しいのか刺さらないのか ここを拡げることはしなかった。

昨年 待ちに待って二十歳を超えたので 今ではハイボールを並べて色紙の話しを自分が披露する。
ふーん との返し に、伝わる年齢になっていたことが嬉しい。
贈り貰いした記憶も定かではない。色紙を引っ張り出すこともないだろう。
甥っ子姪っ子との仲の良さは、重箱の隅に米半粒ほどしかない自分の自慢だ。


見返りのないことはするな の言い回しも流れや話題によっては正しいのかもしれない。 好みの問題でよいのであろう。

どのアングルが刺さるか 人それぞれ。

響く には共感か気付きの下地が必要だ。

万人に伝わるフレーズってのはありえなく、アンチテーゼの存在があるからこそ届くことは多い。

対極の比喩 が結論は似た着地点を持っていたりするものだ。

さでなくば諺の立場はない。


1年後に控えたマラソンコースは北海道になりそうだ。

もしくは細やかな抵抗で東日本復興の地を捜るか?


埼玉 千葉 神奈川、静岡 茨城 福島 宮城、サッカーは札幌ドームも会場。

6年前東京開催決定時の盛り上がり は記憶に新しい。
他県の会場使用は当時思ったよりも多い。 チケットも発売された。


東京オリンピック の東京の2文字に執着するのは好みではない。

変更のタイミング、経緯に対して ひと言ふた言み言、よ言、いつ言 申したいのも分かる。
花の競技の会場変更、他競技の見直しにも波及するのだろう。

東京オリンピックを 東京-日本オリンピックとの俗称を付ける思考はいかがだろう。
復興五輪なんて言い回しもあり 探せばそれっぽい発言もあると思うのだが。

急な会場変更に対して 伝統芸能ノリツッコむ のである。

うんうん、マラソンは北海道ね、まぁ日本だからね、って東京じゃないんかーーい と。
それでは東京-日本五輪じゃないかーーい と。

トウキョウニホンオリンピック
リオデジャネイロオリンピック

字数もギリギリセーフである。

JAPAN ではなく NIHON だ。


キャラクターの強い人物を それぞれフォーカスしてキャッチーな対立構造で煽るのであろう。
何かメリット はあるのだろうか。

北海道の夏の素晴らしさ を東京が強烈に推すのだ 。

他国上位組織の令、ではなく東京都会場での開催より望ましい と自ら切り換えるのである。
表向きだけ でも良い。
裏で東京でのマラソン開催へ尽力した大きな労力に対するケアは必要だ。
大人ってのは色々ある。

関わる人たちの多くは 選手のコンディションと数年間での出来事、気候変動、と開催場所を鑑みて東京都以外の開催には理解があるのではないだろうか。

走るのは選手である。一応選手ファースト ってことらしい。

見返りのための行動を公言していると このご破算は堪える。


自分は職場が神保町 靖国通りそばであり、近くを走る との楽しみがあった。

しかしコンクリートと高いビルの間、人口密度からの湿度を考えると、木々や土、草花、自然が近く、建物も低い地での競い を望む。 その上 気温が低ければなおさら である。北方領土より高めなのは残念なのだが。
今年の夏の北海道は暑かったらしいが東京よりはベターであろう。


野球の予選にマラソンが加われば北海道への注目度は上がる。


札幌のみならず釧路他、道内に展開する創業60周年を迎える名宿


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阿寒の湖と緑深い大自然を心ゆくまで堪能し、海の幸・山の幸を舌鼓が謡う。


東京の下準備とノウハウを北の地で もれなく発揮するのだ。

もちろん見返りなんか求めない


求めなくても ちゃーぁんと戻って来たりもする。
人生てのはそういうもの だ。

TOKYO の名で掲げ NIHONがホストのオリンピック 。
JAPANの呼称に抵抗があった世代を知る人も だいぶ少なくなっただろう。

テレビ番組で外国人観光客が答えるシーン。
japan と発さず ニホンと響くと 自分はとても嬉しいのである。



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