ハナ

文章を書くのは苦手です。 ことばは好きです。 どうか大目にみてください。

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    読書や映画のかんそうを集合させてみました。

  • ごはんミーティング

    どんなごはんが食べたいか迷った時の、1人ご飯会議議事録集

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はじめまして、こんにちは

ずっとエッセイとやらに憧れていました。 悩んだ結果、やっぱり下手でも自分の言葉を綴りたいと思ってnoteをダウンロード。すると、びっくり。3年前に登録して下手な文章をあげているではないか。(削除しちゃった) 私は、日本のどこかで今日もせっせと看護師として働いております。O型を理由にマイペースをやらせてもらっています。読書と映画鑑賞と料理が好きです。よく、近所を徘徊をしています。 自分のことをかくのは、自分を客観視できると思ったからです。20代半ば、人生に迷いが尽きません

    • 「大丈夫」の奪取をしたくない

       職場で後輩のフォローをする機会が増えました。ポンコツな私にも後輩に指導をする日が来るとは感慨深い。  社会人1年目って本当に辛くないですか?少なくとも私にはとても辛かった。わからない事だらけだし、人見知りだからとにかく新しい環境が堪える。だから、関わる後輩がしんどいなあって思うところを少しでも私が貰えるようにしたいって、ポンコツなりにそれはそれは強く思っているんです。  ただ、声かけの言葉選びってとても難しいんですね。先輩の皆様、いつもたくさん温かい言葉を選んでくださり

      • 回想にふけってみようか

         忘れられない人がいます。ひたすらにその人が好きでした。ただ、一生懸命に忘れようとしたので、もう顔は思い出せません。  顔は思い出せないけれどふとした時に、その人の面影がよぎります。一緒に観た映画があって、一緒に練習した早口言葉があって、一緒に食べた朝ごはんは美味しかった気がする。深夜のラーメンは大事に残してたチャーシューを横から食べられたっけ。  一緒に観た映画に出てた女優さんを観てあなたがチラッと私の頭の中に顔出すように、あなたの中で私が思い出されることはあるのでしょ

        • ほくほくなおしゃべり

           珍しい人と会うことになった。好きな本を贈りあって、読み合って、本の話をするために待ち合わせる。  私の人生に登場する頻度が少なかったから珍しい人。誰かに本を贈るだなんて、相手のことを知らなくちゃできないと思っていました。相手を知らなきゃ、相手を知ったかぶった選書になるか自己紹介みたいな選書になるでしょう?それはなんとなく恥ずかしいことだと思っていました。  ひょんなことから本を届けるぞってなったとき、それなりに考えましたよ。結局私が好きな作家さんたちの中でその人が気にな

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          父親との交換日記

           はじめて、交換日記をした相手は父親だった。幼稚園生だった私と毎晩遅くまで働いていた父親は生活リズムが合わず、そんなすれ違い親子のコミュニケーションが交換日記だった。父親が帰ってくる前に眠る日は、今日あったことをノートに綴る。朝起きたら、早朝に出社した父親から返事がノートに書かれている。ノートこそどこかにいってしまったが、たまにこのノートのことを思い出す。  お友達と遊んだこと、休日になったらパン屋さんをおうちでしようねっていう約束、ゲームデータを誤って弟に消されたっていう怒

          父親との交換日記

          Impression #2 「東京百景」

           私には好きな作家さんがいる。その作家さんがはじめての商業出版をして、対談イベントを行っていた。たまたまお仕事がお休みだったので、友人の結婚式の前日なのにも関わらずいそいそとイベントに向かった。  はじめて、イベントに足を運びたくなるほど好きだと思った作家さん。その作家さんが大切にしている一冊が「東京百景」であった。好きな人が、大切にしている。読まない理由がなかった。   緩急ある文章が癖になる。比較的さらさらと読み進めていたのだが、ずっしりとくる景色があった。七十六、池尻大

          Impression #2 「東京百景」

          初恋とハイボール

           私の初恋はとても長かった。恥ずかしがり屋なので、友達には違う人が好きなフリをずっとしていた。誰にも言えずに、ふわふわと好きという気持ちだけが浮いていた。好きな人に学校とか習い事とかで自然に会えるうちはずっと好きだった。会えなくなって、好きがだんだんと冷めた。好きじゃなくなるまで、7年だった。  そんな片思い歴7年、歴代トップを更新し続けるその人に成人してから1回だけ会ったことがある。それはお酒の席だった。好きだった人が頼んでいたので、私も初めて同じハイボールを頼んだ。ちょっ

          初恋とハイボール

          Impression #1「正欲」

          公開初日に鑑賞、さても優等生。 この本を読んでいたとき、珍しく電車の中でも読み進めていました。普段は乗り物酔いをするからと本をしまうのに。 ずっと忘れられないページがあって、それ観たさに駆けつけました。映像でもやっぱり沁みる。 物語に浸っている時にあまりにも立場が違う佳道や夏月に共感している自分が時々いることが面白かった。状況は違えど、全く理解できないことも実はないのかもしれない。あなたにはわからないでしょう、と突き放すのも暴慢なのかしら。 他者の感想をみていると、多

          Impression #1「正欲」

          Impression #0

          私は感想文というのが苦手である。 正確に言うと、感想を述べることが得意でない。 この苦手意識は学生の頃からあると思う。 夏休みの読書感想文、私の学校は任意提出だった。 ただ、なぜだか我が家では提出が強制された。 登校日じゃない日に、先生に作品を見てもらう。 直しをもらって、コンクールに提出する。 別にやりたくてやっている訳じゃない。 親がそれを強制した。 職員室に入ってお菓子をもらう、そんな貴重な体験をすることをモチベーションに学校へせっせと足を運んだ。 提出された作

          Impression #0

          ごちゃまぜネーム

          私の名前にはひらがなと漢字が混在している。 わかりやすい例が「田中みな実」である。 「みな」がひらがなで、「実」が漢字。私の名前もそんな感じ。 小さい頃、教室の中ではよく珍しがられた。 名前は全部漢字である、と考える人が多かったから。全部ひらがなならまだいい、私は中途半端。 だから、「自分の名前すら全部漢字でかけないの?」なんて馬鹿にされることもあった。 名前の由来を知ったのは小学生のころだった。 宿題に尋ねられて、親に聞いた。 「どうしても使いたい漢字があって使った

          ごちゃまぜネーム

          夢の映画館

          私は、気持ちがしんどい時によく思い出すことがある。 目の不自由な人たち、耳の不自由な人や車いすの人、子育て中の人ー。様々な理由で、映画館に行くことをためらってしまう人を迎えるための夢の映画館が田端にはある。 耳の不自由な人は映像や字幕で映画を楽しむ。じゃあ、目の不自由な人はどう楽しむ?実は、音声ガイドというものがあるようで、それをイヤホンできいて楽しむそう。音声ガイドは、映像を細かく説明してくれる。 そんな夢の映画館で、とある映画の監督のトークショーが行われた。私は、こ

          夢の映画館

          友人の結婚式と蚤の市

          3連休の中日、大安。外はポカポカとしている。 今日は大学の友人の結婚式、なんとめでたい。 新婦入場。結婚を誓い、旦那さんと微笑みあっている。ケーキ入刀し、周りの友人は泣いて祝福している。 どうしてだろう、私は一滴も涙が出ない。 誤魔化すように「おいしいおいしい」とご飯を頬張る。お酒をバカバカとのむ。 他人の結婚式で泣ける友人はなんて心が綺麗なんだろう。それに比べて私はどうしてこう、真っ黒なのだろう。 私は自分にはない幸せを持っている新婦をずるいと羨んだ。私は、お酒の酔

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