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岩松勇人プロデュース@ビジネス本研究所:転職と副業のかけ算 moto 戸塚俊介

【転職と副業のかけ算】はこんなあなたのための書籍です。

●転職活動中のサラリーマン
●サラリーマンの他に何かを始めようとしている人
●今の会社に不安を感じる人
●年収を上げていきたい人
●市場価値を高めていきたい人

【転職と副業のかけ算 の目次】

はじめに―給料はもらうものではなく「稼ぐもの」
序章 「個人で稼ぐ」サラリーマンが本当の安定を手に入れる時代
第1章 年収240万円の地方ホームセンターを選んだ理由
第2章 「成果」に繋がる働き方
第3章 4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」
第4章 本業を活かして稼ぐ「サラリーマンの副業」
第5章 生涯年収を最大化する生き方

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今回の動画では、
「転職と副業のかけ算」
という本を解説します。

今や、大量リストラがそこかしこで行われ、
大手企業が倒産しても誰も驚かない時代になった。

多くの会社員にとって、いつ何時も
油断できない状況が続いている
といっていいだろう。

そんな中、「転職」と「副業」をテーマに、
今の時代におけるキャリアアップや
稼ぎ方を紹介しているのが本書です。

多くの部分が著者であるmoto さんこと
戸塚 俊介さんの体験に基づいて
書かれているため、まるで知人から
キャリアアップの秘訣を教えて
もらっているような印象を受けるほどリアルで、
読みやすい。

この本の結論は、

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という内容です。

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戸塚さんは、ベンチャー企業で営業部長を
つとめているというごく普通の会社員だ。

だが、キャリアのスタートは、
なんと地元のホームセンターだった。

しかも、SNSなどの手段を使って副業をし、
総年収5,000万円を稼ぎ出しているという。

日々キャリアの棚卸を行い、
万が一今の会社を辞めざるを得なくなったとき
のための備えも怠らない。

彼はこうしたセルフ・マネジメントと
徹底した行動力によって、
5,000万円もの年収を得られるようになりました。

本書では、著者がとってきた行動とともに、
それを選んだ理由と効果が具体的に紹介されている。

まだ一般には知られていない、
盲点をつくような「稼げる」話も多い。

本書の重要なポイントを
3つに絞って解説していきます。

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それでは順に見てみましょう。


まず1つ目のポイント

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① サラリーマンでありながら副業で稼ぐ

著者は、新卒で地方のホームセンターに入社した。
当時の年収は240万円。
主な仕事内容はレジ打ちや
理不尽なクレームへの対応だ。

盆暮れ正月も仕事に明け暮れ、
年末に帰省してくる友人から「バイトしてんの?」
と言われたこともある。

その後10年で、リクルートやITベンチャー
などへの4度の転職を経験し、
現在はベンチャー企業で営業部長
の座についている。

サラリーマンとしての年収は1000万円だ。
それに加え、今までの転職経験を
活かした副業を行い、
年収4000万円を得ている。

著者の選んだキャリアは、
「サラリーマンでいること」のメリット
を享受しながら、個人でお金を稼ぎ、
生涯年収を増やすというものだ。

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なぜなら、サラリーマンとして
得られる経験には大きな価値があるからだ。

サラリーマンとして働いた経験や知見は、
個人でお金を稼ぐための素(もと)になる。

実際、著者の4000万円という副業収入は、
サラリーマンとして働くなかで得た知見や経験、
自分自身の転職経験などを発信する
ことで得られている。

ではなぜサラリーマンとして
働きながら副業ではその4倍を
稼ぎ出しているのか。

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その答えは明確です。
安定した企業は存在しないから。

年を重ねるにつれ昇進していき、
退職金をもらって定年退職できた
時代は終わりました。
現代において「安定した企業」は存在しません。

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昨今では、大企業が45歳以上の社員を
対象に希望退職を募集したり、
給与カットや企業合併を伴う役職降格を
行ったりすることもある。

もはや「大手企業に所属していること」と
「大手企業で自分が生き残ること」は、
まったく別の話になっているのだ。

会社が倒産しそうなとき、
ほかの会社に乗り移るでもなく、
ただしがみついていたらどうなるだろうか。

沈みゆく船と運命を共にするしかないだろう。
そんな状況にあっても助かるためには、
自分自身が「生き残る力」を
つけておかなければならない。

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あなたは、もし明日、会社に出勤して、
上司からクビを宣告されたとしても
「わかりました。では次にいきます」
と言えるだろうか。

「自分はいつだって転職できる」
「どんな環境でも、自分でお金を稼げる」
「給与以外に収入がある」
という状態を実現していくことが
「本当の安定」に繋がるのである。

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② 自分が評価される会社を選ぶ

就職活動では、年収の高い大手IT企業
を狙うことにした。
だが、大手企業の大半が、短大卒の
エントリーを受け付けていないことがわかった。

そこで、志望企業に片っ端から電話した。
当然のように断られるが、
知人のように親しい感じで電話をしたり、
社長に直接メールを送ったりして、
いくつかの会社から特別に選考を認めてもらう
ことに成功する。

面接でも、プレゼン資料を用意したり、
サイトを作ったりするなど、
あらゆる手段を用いて自分をアピール
していたという。
その結果、大手企業から内定を
もらうことができた。

しかし内定通知書を手にすると、
ふと我に返った。
短大卒で入社しても、役職についたり、
給料を大きくアップさせたり
することは難しいかもしれない。

総合職で入社した場合、
希望の部署に配属される可能性は低いだろう。

会社都合で地方転勤しなければならない
可能性すらある。
考えれば考えるほど、新卒で大手企業に
入社することが正解だとは思えなくなっていった。

この気づきから、就活の軸を大きく
変えることにした。
自分が早期に評価される会社に入り、
実績を出して転職でのし上がろう。

では、自分が早期に評価される会社
とはどんなところなのか。
著者は、「短期で結果が出せる」
「自分が自由にやっても怒られない」
「転職で評価される実績が出せる」
という条件を導き出した。

そこで就職を決めたのが、
普段からよく買い物をしていた
地元のホームセンターだ。

レイアウトや価格設定など、
素人目線でも改善点が挙げられるような
お店だった。

だからこそ、入社後に自分がやるべき
ことがクリアにイメージできたし、
早期に成長できると考えたのだ。

そして、働く際の意識改革も実施しました。

入社したホームセンターでは、
「何をしても同じ給料なら、
 ムダに働かないほうがいい」
と考える同期が多かった。

だが著者は、「自分の経験値」を積むこと
を意識し続け、誰よりも
「自分を成長させる機会」をもらう努力をした。

まず取り組んだのは、
「自分が目指す姿」や「やりたいこと」
を周りの人に言い続けることだ。

転職を前提に入社していることは隠し、
「僕は将来、店長になりたいです」と公言した。

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レイアウトや価格設定など、
素人目線でも改善点が挙げられるような
お店だった。

だからこそ、入社後に自分がやるべき
ことがクリアにイメージできたし、
早期に成長できると考えたのだ。

そして、働く際の意識改革も実施しました。

入社したホームセンターでは、
「何をしても同じ給料なら、
 ムダに働かないほうがいい」
と考える同期が多かった。

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だが著者は、「自分の経験値」を積むこと
を意識し続け、誰よりも
「自分を成長させる機会」をもらう努力をした。

まず取り組んだのは、
「自分が目指す姿」や「やりたいこと」
を周りの人に言い続けることだ。

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転職を前提に入社していることは隠し、
「僕は将来、店長になりたいです」と公言した。その結果、経営会議に出席させてもらったり、
先輩と一緒に新店舗のレイアウトを
考える経験をしたりして、
同期より圧倒的に多くの知識と経験を
得ることができたそうです。

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③ 4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」

転職活動においては、
「転職市場における市場価値」が勝負を分ける。

だから転職活動で満足のいく結果
を出すためには、自分で市場からの
評価を上げていくことが重要だ。

市場からの評価は、自分の生産性を
高めることで上がっていく。

生産性とはすなわち、会社の業績を
伸ばすための本質を見極めて、
効率的に行動する力である。

これは次の5つの要素に分解できる。

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1、論理的な思考ができる力
2、構造的に物事を捉える力
3、物事を俯瞰したうえで、課題を特定する力
4、課題に対して仮説を立て、
  誰にでもわかりやすく話せる力
5、1〜4を用いて組織をマネジメントする力

年収1000万円を超える求人の多くに、
この5つが必要となる。

とはいえこれらは、決して特別な能力ではない。
普段の仕事を通してだれにでも
身につけられるものだ。

著者は、4度の転職によって大きく
年収を上げてきた。
著者はこの転職方法を
「軸ずらし転職」と呼んでいる。

すなわち、年収の高い業界や
職種に軸をずらすというものだ。

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年収は、「職種×業界」で大枠が決まる。

たとえば、金融業界大手の営業部長なら
年収1600万円、小売り業界大手の
取締役なら年収900万円といった具合だ。

だから転職で年収を上げるには、
業界か職種のどちらかの軸を
「年収の高い業界」または
「年収の高い職種」にずらすのが近道である。

特に、業界は年収に大きく影響する。
年収レンジの高い業界は、
商社やコンサル、金融、通信、広告など、
「動くお金が大きく、かつ利益率が高い」業界。

業界別平均年収ランキングを参考にしたり、
これから伸びる業界や産業について
知識をつけたりするのもいいだろう。

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面接でのポイントも見てみましょう。

どの採用ポジションであっても、
面接で伝えるべきポイントがある。

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それは「何ができる人なのか」である。
ここで押し出すべきは、
売り上げ目標を超過達成した、
全社会議でMVPを獲得した、
社長賞を受賞したなどといった、
社内での実績ではない。

「自分は何をしてきたか」ということだ。

たとえば「毎月の30件の商談を獲得した」という実績があるのなら、
架電件数を人の5倍に設定した、
電話では課題を聞き出すトークを行った
など、自分が実行したアクションの
「深さと濃さ」を伝えることを意識しよう。


いかがでしたでしょうか?

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戸塚さんのようなキャリアアップを果たすには、
相当強い意志をもっていないと難しいように思う。

だが、厳しい社会を生き抜くためには、
もはやこうした気概が必須になっている
のかもしれません。

本書では、戸塚さんがいかに成果を出して
ステップアップしてきたのか、
そして転職エージェントの使い方、
転職におけるベストなタイミング
などが詳細に語られている。

ぜひ本書を手に取り、自分のキャリアに
ついて考えてみていただければと思う。


それでは最後におさらいしましょう。

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① サラリーマンでありながら副業で稼ぐ

戸塚さんは、
サラリーマンとしての年収は1000万円。
それに加え、今までの転職経験を
活かした副業を行い、
年収4000万円を得ている。

もし明日、会社に出勤して、
上司からクビを宣告されたとしても
何も困らない状態こそが本当の安定です。

② 自分が評価される会社を選ぶ

あなたが最短でキャリアアップを
図りたいなら、大手企業ではなく
早期に評価される会社を選ぶべきです。

「短期で結果が出せる」
「自分が自由にやっても怒られない」
「転職で評価される実績が出せる」

これらを基準に選びましょう。

③ 4度の転職で年収を上げ続けた「転職術」

転職で年収を上げていくには、
年収の高い業界や職種に軸をずらす
という「軸ずらし転職」がオススメです。

年収は、「職種×業界」で大枠が決まります。



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