日本の消費者物価指数
2月までの消費者物価指数が総務省より発表されています。
前年同月比2.8%です。
三菱UFJ銀行の普通預金金利は0.02%です。
つまり、お金だけを持ち、物を持たない人は、-2.78%の損をする流れですね。
今までは、物価が上がらなかったため、銀行にお金を預けることは、ある意味不正解ではありませんでした。
例えば、デフレ時代は消費者物価指数は、-0.1%、銀行預金金利が0.001%だったりすると、銀行に預けておけば、0.101%得するわけです。
逆に実物資産で持つと価格がどんどん下がっていきますので、損をします。
これからインフレが、ずっと続くのはわかりません。
しかし、インフレの間だけ流動性のある実物資産を持つのは資産形成としては、ありです。
例えば、金を持つなどは、仮にインフレがおさまってきたとしても、すぐに売却できますので、このようなインフレ期は、負けにくい投資になるかなとも感じます。
ただ、私は現時点では金は持ちません。
なぜならば、過去200年の統計をみると、株、金、国債、通貨の上昇率を見ると、明らかに株が高い上昇率を示しているからです。
これからインフレが続くかはわかりませんが、日本国としては、経済の拡大を目指し、2%ほどのインフレを維持したい考えです。
また、年金の観点からも日本国はインフレを起こしたいと考えていそうです。
生産年齢人口の減少により、年金は段々厳しくなっていきます。
しかし、厳しくなってきたから、例えば、20万円の年金支給を15万円にします!と決めたら、国民は怒りますよね(笑)
ただ、20万円の支給はしますが、インフレが起き、貨幣価値が下がればどうでしょうか。
支給額は変わりませんが、国の提供価値は下がるため、国としては助かるわけです。
これは現在でも既に起こっています。
よくニュース番組などで、高齢者に年金についてインタビューする番組なんかがありますよね?
大体、物価が上がり、厳しいというコメントが出てきます。
これは、まさに貨幣価値が下がっている証拠のコメントです。
皆さんこれから続くかもしれないインフレ時代にどのように資産を守りますか?
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?