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英国帰りのジェントルマン、今とか過去とか夢とか語る。

2023年8月にイギリスから帰国し同年11月に地域・教育魅力化プラットフォーム(以下CPF)に入職した石毛敦博さん(以下ヒロさん)。中学時代からの念願だった渡英を実現した後、地元・東京から島根にIターンをし、これまでの旅行業界でのノウハウを活かしてCPF「地域みらい旅」の旅行業法観点でのブラッシュアップに取り組んでいます。そんなヒロさんに入社1ヵ月のフレッシュな想いをインタビューさせて頂きました。(インタビュアー 樋野奈々彩)


▼「15歳、イギリス旅行での原体験」


─ヒロさんはもともと、どんな学生時代を過ごしましたか?

サッカーをするために中高一貫の私立校に入学したのですが、日本特有の閉鎖的な雰囲気が合わず学校に行けない時期がありました。そんな中学3年の頃、家族旅行で行ったイギリスの開放的で多様性を受容する風土に活力をもらい、世界の広さを知り、また学校に足が向かうようになったと共に「将来、自分の力でイギリスで暮らしたい」と強く思うようになりました。

─そこからどんな社会人になりましたか?

イギリスへの憧れを持ちながら高校、大学へと進学し就職活動が始まりました。食品業界や保険業界、旅行業界と様々な業界を検討しましたが「決断の動機が自身の原体験に紐付いていれば頑張れる」という考えから、やはり強烈な原体験のあった“旅行”に関わる仕事につくことにしました。入社後は旅行代理店での接客や法人営業、さらにオリンピック関連事業にも携わりました。旅行会社での6年半では、常に与えられた役割の中で自身の向き不向きを直感的に判断せず、まずはやってみることを意識していました。

─15年越しの念願のイギリス生活はいかがでしたか?

30歳からの2年間をイギリスで過ごしました。始め4か月は語学学校に通い、語学を学びながら様々な国の人と交流しました。単なる日常会話ではなく、時には歴史的・政治的な話題などにもチャレンジして交流を深めました。その後は、日本産の伝統工芸品やハイクオリティな商品を現地で販売する会社で働きました。2年間を通して、やはりイギリス・ロンドンは様々な人種やバックグラウンドの人が集まり、自分の生きたいように生きる人に溢れる街だと感じました。また新たな発見は、ロンドンでの日本人のアドバンテージの高さです。歴史的な部分も含め、代々ロンドンで生きた日本人の振る舞いや友好性の賜物だと感じ、日本人としてとても誇らしかったです。

▼「Never too late.(何事も遅すぎることはない)」


─そこからCPFに入職することになったきっかけは何でしたか?

イギリスでビザの更新を考えた時、一度自分の人生を“キャリア”の観点でまっさらな状態にして考え直し、浮かんだのが教育業界に挑戦したいという想いでした。自分が学生時代に感じた教育環境に対する葛藤や反面の良い影響を思い返した時、その想いが強くなりました。未経験の領域への挑戦でしたが“Never too late.”という言葉を胸に、自分の経験値だけではなく教育業界へのやる気や想いをしっかりと言葉にしたら、CPFの方がそれを受け入れてくれました。

─初めて訪れた島根の土地やCPFメンバーの印象はいかがですか?

もともと、島根は少し田舎なのかな?という印象があり移住したのですが、想像以上に松江には若い方が多く暮らしやすい土地で、みんなが穏やかに暮らしているという印象を持ちました。またCPFという職場に関しては、ストレスが多く冷たい雰囲気だった前職に対してすごく温かい雰囲気の職場という印象です。地域や教育について考える団体ということで、常に他人のことを想いながら働いている方ばかりだと感じました。

─CPFではこれから何に取り組んでいく予定ですか?

旅行業界での経験を活かし、具体的には「地域みらい旅」の本格運用に向けたWEBページ掲載の文言の精査などから取り組んでいます。そのほかにも今後はいろいろな事業に関わっていき、自分自身が教育業界に対して感じた良い面をさらに広げられるような取り組みがしたいと考えています。

▼「世界が広がるほどに自分のルーツが愛せるように」


─将来的にCPFで実現したいことは何ですか?

自分自身が海外で感じた“日本人のすごさ”を日本の学生たちに伝えていきたいです。世界には日本に魅力を感じている人が多くいます。だからこそ、もっと日本と世界の学生同士を繋ぐことで日本人学生たちに日本の素晴らしさを再認識してもらえる機会をつくっていきたいです。僕自身がそうだったように、自分の世界が広がるほどに自分のルーツを愛せるようになると信じています。

─CPFにこれからどんな仲間が増えていってほしいですか?

経験のあるなしに関わらず、地域や教育をベースにしてどんなことを実現したいのかというモチベーションが明確にある人と働いていきたいです。その想いさえ明確にあれば、どんな形であれそれはCPFの事業の中で昇華させていけると僕は思っています。

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