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『愛って変なものね』 〜 少女ソフィアの夏


今回 紹介するのは こちらの一冊



「 ねぇ  おばあちゃん  わたしね なにもかもうまくいってると
ときどき、死ぬほど つまらなくなるの 」


「 愛って 変な ものね 」 と ソフィアが 言った

「 誰かが 誰かを 愛するほど
相手は ますます 知らんぷりするのね 」


「 そのとおり 」

おばあさんが うなづいた

「 それで?  そういうときは どうしたらいいんだろうね? 」


『 愛し続けるだけよ  』


ソフィアが いどむように言った


『 もっと もっと  愛し続けるの 』


***


ヤンソンは 子供向けというより
むしろ 大人のための 作家だという気がしてならない


ヤンソンの哲学が 知りたくて

ヤンソン関連の本を かなり 連鎖的に読んだので

また 紹介していきたい


ちょうど、季節は 夏


ソフィアと おばあちゃんの 年齢など関係ない
純粋で ひたむきな 愛の言葉に 触れてみるのは
どうだろう


ソフィアのように
勇敢に わがままな気持ちもたずさえて


***


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