見出し画像

慢心と反省、理想と自分 【自己紹介】

こんにちは、Hiroです。

今月からnoteをはじめ、たくさんの人に見ていただいたり、スキを押して頂いてとても励みになっています。


教員になって10数年
日本人学校も経験しました。

これまで教員として

たくさんの失敗を重ね、

たくさんの先生や周りの人に支えていただき、

たくさんの子どもたちと成長してこれました。

自己紹介として私のこれまでの経験や、なぜnoteを始めたかなど
まとめました。
ぜひご一読頂ければ嬉しいです。




教員としてのキャリア


私はこれまで、

校内で、
□研究主任
□特別活動主任
□運動会委員長
□学年主任など
様々な役割経験させて頂きました。

小学校の教員は、どの教科も担当しますが、
私は主に
道徳の授業
□道徳教育を自己研究の中心
においてキャリアを進めてきました。

そんな道徳を私は初任者のころから研究しています。私の周りの様々な先生方のお陰で…

都道府県の代表として優秀な先生方と
 1年間道徳教育について月1集まり、夏休みは山に3日間籠もり、みっちり学ぶ機会をいただきました。
若手教員育成カリキュラムのリーダーとして、
 指導案作成から授業改善、そして研究の進め方の
 指導助言を2年間やらせていただきました。
◯このような経験をもとに、研究記録のまとめを
 雑誌「道徳と特別活動」に掲載
 
していただきました。

日々の授業改善について考える機会をたくさん頂き、学校や市区町村へ授業や研修会などでその経験を活かすことに一生懸命取り組んできました。

教員に向いていない自分


書き出してみて……
とても偉そうな経験の書き方をしていて
すみません😂笑

しかし、
経験年数を重ねれば重ねるほど、
私は教師に向いていない
と思うことが多くなってきました。


夢だった小学校教員のスタート、
毎日毎日子どもたちと過ごすことが楽しくて仕方ありませんでした。
副担任の先生がつき、
授業や学級経営ももちろんですが、
一番勉強になったのは叱り方です。
大人になってから人へ叱ることなど
経験することもほとんどなく過ごしていました。

集団への叱り方は大変勉強になりました。
毎日お風呂場でまねすることで、
少しずつうまくなっていきました。(笑)

◎少しでも、良いクラスをつくりたい!
◎隣のベテランの先生に負けない授業がしたい!

そんなフレッシュでナマイキな気持ちで
毎週末本屋さんへ通い、
たくさんの教育書を買ったり、
気になった人の研修会に参加して学びました。

よりよいクラスにしたい。
学級経営の骨格にするものを模索して
毎日いろいろな取り組みを実験するのが
楽しくて楽しくて…

どうすれば
子どもたちの目が輝くしかけがつくれるか
考えることがとてもおもしろかったです。


初任、2年目と同じクラスの担任。
3年目は学級崩壊していたクラスの立て直しも
任されました。

4月教室を立ち歩き、反抗していた子たちが、
3月泣きながら、クラスメイトとのお別れを惜しみ、クラス替えを悲しむ姿がありました。
クラスの中でいじめていた側の保護者🧑に
「先生のお陰で息子が変われた」

と涙を流してお礼を言われた時、
いろいろな苦労がすべて報われた気がしました。

そんな経験を経て、

先生には、子どもを変える力がある。
 ▶子どもを変えられた自分はすごい。

……そんな慢心のはじまりだったと思います。


4年目、高学年の担任になりました。

学級目標を掲げ、
それに向かってクラス一丸となる。
行事や生活でリーダーを立てて、
チームで困難を乗り越える。
「どうしてできない?みんなならきっとできる!」
そんな鼓舞という名の圧力をかけて
集団の絆を強固にしていきました。
子どもたちには毎日日記を書かせて、
毎日教師からの価値付けをしました。
そんな取り組みを続ける中で、
行事や係のプロジェクトを
見事に一丸となって協力し合う姿や
困難を乗り越え、涙する姿が見られるクラスに。
うちのクラスは日本一だ!世界一だ!

研究授業をするたびに周りからの称賛ももらいました。

順風満帆に見えた5年目。
初めての最高学年としての担任の役割が終わろうとする冬の日の放課後。

私は、クラスの女の子から手紙💌をもらいます。

先生のせいで
学校が嫌だった。
先生と一緒にいると
つかれる。

まさかでした。
卒業前にまさかの言葉でした。

その当時は
どうしてそうなったのか
すぐには飲み込めませんでした。
しかし、時間が経てば経つほど、
少しずつわかってきます。

私は、きっと
目の前にいる子ども1人ひとりより、

集団(クラス)の見栄えを
大切にしていたんだ。

私は、きっと
周りからの見た目や評価を大切にして、

目の前の1人の
子どもを大切にできていなかったんだ。

そう思うと、
子どもたちへの申し訳ない気持ちと
今までの自分のすべてが否定されたような気持ちが
同時に襲ってきました。
教師を続けることに
自信がなくなっていきたのです。
そして、自分は本当に
自分勝手な人間だったのだと感じました。

教師の魅力とは


自分の今のやり方ではいけない。
変わらないといけない。
自分の血を入れ替えなければ、また同じ失敗をしてしまう。
そこで出会った考え方。
いろいろな子どもが通う学校の女性校長の木村先生です。
映画にもなったのでご存知の方もいるかも
しれません。

教師の
理想の形にはめるのではなく、
その子の
ありのままを包み込む風呂敷のように。

つまりは、
子どもを教師の理想に追い込まない。

子どものありのままを受け入れて包み込む

何かを与えるのではなく、
子どもの中にあるものを
引き出していくことなんだと思っています。

私の周りにいる尊敬する先生方も
あたたかい先生が多いです。

新しい革新的な方法を取り入れ
どんどん子どもを引っ張ることで
子どもたちは成長するかもしれません。
しかしその裏で、
教師の言葉や行動の犠牲になっている子もいるかもしれません。

目の前にいる子のことを
どこまでも温かく包み込み、
一緒に前に進んでいく先生に
そんな自分になりたいと思い、
初任のころより
毎日もがきながら
教員を続けているのがHiroです。
ありのままの私です。


学校が変わって、
自分のクラス
ではなく
学年や学校全体を見る役割になり、
私の考えや経験を伝える機会も増えました。

初任校で苦い経験をしたからこそ、
子どもの前に立つ時に
今の言葉でよかったのか?
この方法でよいのか?
と子どもたちとの関わりに自問自答して、
より深く考えることができることが多くなり、
子どもたちも自分も笑顔でいることも
増えました。

教師の魅力は
目の前の子どもの成長
だけでなく、
それを通した
自分の人間としての成長
であると思っています。

だからこそ、
教師はとても魅力的な仕事です。

しかし、
世間では教師の働き方改革が言われ
効率よく指導する方法やクラス経営のみが注目をあび、行事の縮小が称賛され、
疲れた先生のイメージが作られています。
このままでは、
もっともっと教師の魅力が減っていくと思います。
悩んだり、苦しんだりしてもがくことが
悪であるかのような論調があとを絶たず、
魅力を感じて働く先生は減っているのだ
感じます。


教員としてこれからの自分

私は
もっともっと
先生が働きがいのある社会にしたい
です。

そのために、自分には何ができるか
今なお考え中です。

そして、大きな挑戦の一歩がこのnoteの取り組み。

私の失敗経験や実践、考えを発信することで、

□同じ先生へ
□子どもをもつ保護者の人へ
□日本の教育に触れたことがある人へ

先生の、
魅力や働きがいを見つけるきっかけに

先生も、
たくさん考えているんだと知るきっかけに

先生を、
応援したり一緒に協力したりする日本の雰囲気に


そんなことを目指して
微力ながら発信していければと思っています。

読んだ誰かの幸せに繋がれば
職員室で悩む人の力になれれば
そんな気持ちでいます。

ぜひこれからも温かい気持ちで見守って頂ければ
幸いです。
読んで頂きありがとうございました(^^)


この記事が参加している募集

自己紹介

仕事について話そう

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?